智side ページ27
和が、目を覚ました
…だけど、今、この病室は和を囲んで
なんともいえない緊張感で満たされている。
…深く、深呼吸した和がゆっくりと口を開いた。
「…2ヶ月くらい前かな？
僕が退院してから最初に登校した日。
…その日の帰り道で、僕がボンヤリしてたら
カーブミラーにぶつかりそうになっちゃったの。
それで、潤くんが手を引いてくれて大丈夫だった
んだけど…
……カーブミラーの、奥の方に男の人がいてね？
…よく見えなかったんだけど、僕の方を、見てて…
……その日から、なんかずっと、ずっと…
外にいると、誰かに見られてるような気がして…
…最初は気のせいかな？って、僕も思ってたの。
…でも、しばらくしたら…
……手紙が、届くようになって…
…その、手紙…に……かわいいねとか…
すき…みたいなことが、書いてあって…
…でも、我慢してればそのうち飽きて
終わるかなって。
…にぃ達に言って、にぃ達にまで何かされたらって
思うと怖くて……
…でも、事故の2日前くらいから潤くんとか、
兄弟と離れないと…
……殺すぞって…
……だ、から…
…だから…
………今回の、事故、は……っ！」
嗚咽で言葉をつまらせる和。
…たまらなくなって、和を抱きしめる。
……いつの間にか、涙が溢れ出していた。
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ララ(プロフ) - 海理さん» 海理さん、雨ノチ晴れに続きこちらでもコメントしていただいて本当にありがとうございます！(^^)私の書いた作品で泣いてくれる人がいるなんて、嬉しすぎます…(T ^ T)コメントとても嬉しいです(*^^*)これからもよろしくお願いします(o^^o) (2016年8月15日 20時) (
レス) id: 823e8bb9d1 (このIDを非表示/違反報告)
海理 - めっちゃいいです。毎回泣いてます(ﾉд-｡) (2016年8月15日 19時) (レス) id: 9f87a1450f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ララ
| 作成日時：2016年7月11日 20時
