35歳、初恋。＜SN＞ (ページ23)

今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:65,278 hit

マヌケページ23

なんか…きもちぃ…

「ん…あ、れ…」

頭を包み込むような、ヒンヤリとした気持ちよさで目が覚めた。

頭にペタペタと手をやると、カシャ、という涼しげな音と冷たい温度。

…ん？氷？？

「…センセ？」

「うわぁっ！！！」

とつぜん、ふってきた柔らかい声…とその肢体に飛び上がった。

目が釘付けになる…じゃなくてっ！目のやり場に困るだろ…！

「にっ、にのみや！！！
なんでお前、そ…そんなハダカで…っ！」

真っ白なタオル一枚を腰に巻いただけで、俺の腰の横あたりにちょこんと体育座りの二宮。

に…二宮のニノミヤが、み、見えそうになるだろその体制っ！影でギリ見えないけど…っ！！

「えっと、その…服が…ソコ…」

「え…

あ。あ…あぁぁぁあ！！マジごめん二宮っ！！！」

二宮の視線の先…それは、おれのケツの下だった。
ようやく、全てを理解いたしました…

慌ててパンツ持ってきて。
二宮の裸体にパニクって。
滑って転倒して。

気絶。

そして俺の下敷きになった二宮の服。

マヌケ…なんてマヌケなんだ俺は…

脱衣所で転ぶなんてラッキーエロかと思いきや服踏んづけて気絶って…

そして、どれだけ二宮をこんな格好で待たせていたのか。

二宮の髪からポタ…ポタ、とゆっくり滴り落ちる雫と小刻みに震えている細い肩。

「あの、センセイ…大丈夫ですか？

氷、勝手にすみません…頭、すごいゴンッ！っていってたから…」

…なんてイイコなんだ。