35歳、初恋。＜SN＞ (ページ18)

今日:8 hit、昨日:15 hit、合計:65,297 hit

☆まーくんページ18

優しい幼馴染だから。

心配かけないように、
必死で笑った。

そしたら急にまーくんの長い手がのびてきて、ギュッと抱きしめられた。

「まーくん…？？」

「そんな風に笑わないでよ。…俺の前では、無理しないって約束したじゃん。

…俺は、ニノにとって他の人とおんなじ？？」

「そんなわけないじゃん…っ
ずっと味方でいてくれたのはまーくんだけだったもん…！！」

そんなわけない。
ツライときいつも側にいてくれたのはまーくんだった。

そう伝えたくて、まーくんの胸から逃れてバッと顔を上げたら、まーくんが…

まーくんが、泣いてる…

「…まーくん？なんで…」

「ごめん…

…ごめん、好きなんだ。」

「え…？」

「ニノが、好き。

いつも、思ってた。

俺ならニノを泣かせないのにって。
俺の方がニノのことを知ってるって…

…だけど俺には松潤みたいにニノを守ってやれる力がないから。
ニノが…今も松潤のこと好きなのも分かってる。

でも…もう親友としてニノの側にはいられない。

また、ニノが中学の時みたいにカラダを売るつもりなら…俺、ニノのことめちゃくちゃにすると思う。

…誰よりも側にいたかった。

でも…誰よりも側で、好きな人が他のやつに抱かれてんのを黙って見るの、もう耐えられない。

……こんなタイミングでズルイやつだよね。

…ごめんね。
お願い、俺のこと好きになって…」