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和也side
「「「「いくよ?
せ、せーの…!」」」」
小声が小声になってない雅紀の声。
なんか、デジャブ…?
そう思ったとき、
「「「「和にぃ、いつもありがとう!!」」」」
バッと差し出されたのは…
薄い黄色に包まれた、袋…?
綺麗なラッピングが施されたそれには、真っ赤な
リボンがついていて、これって…絶対、
「あっ!やっぱり和にぃ泣いた〜!!!(^^)」
雅紀がそう言えば、だから言ったろ?と笑う斗真。
嬉しそうにキャッキャッと笑うカワイイ僕の弟達。
「うわぁぁ…も、もう…っヒクッ…ほ、ほんと、
みんな、ありがと…っ!!///」
「えへへへ…っ、それね、僕たち4人で選んだんだよ??」
「うっふぅ…っあ、開けてもいい…??」
「早く開けてみてっ!!!」
智に早く早くっと急かされてシュルシュルとリボンを解いていく。
中から出てきたのは…
「ふ、服…??
カワイイ…」
ピンク地に、胸のとこに4匹のクマさんがついている奇抜だけど、可愛らしい服。
「えへへ…っ
あのね、和にぃいっつも僕らの服ばっかり買って、
和にぃお洋服5つしか持ってないでしょ?」
照れたように説明してくれる潤。
まだ小学生なのに、そんなこと考えてくれてたなんて…全然知らなかったよ、和にぃ。
おかげでますます涙がとまんないよ(T-T)
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作者名:ララ | 作成日時:2017年6月18日 1時