避けられている ページ38
『ねぇフレッド、最近、ジョージの様子がおかしいと思わない？』
「あぁ……確かに、うん、そう思う」
『やっぱり』
放課後の図書室。
フレッドはAに呼び出され、彼女の相談にのっていた。相談内容はもちろん、ここ最近行動がおかしいジョージのこと。
『フレッドなら、兄弟だから、何か知ってると思ってたんだけど』
「いやぁ…まぁ、確かに兄弟だけど……プライベートな事だからな…」
『なるほど……それもそうよね』
Aの問いに答えながらフレッドは自身の目がキョロキョロと彷徨っている事に気が付いていた。だって仕方ない。
ジョージがここ最近おかしいのはフレッドの所為でもあるのだ。
先日、あまりにもジョージのAへの好意が分かり易すぎた為、それを指摘した。これを機に、少しは顔に出すのを控えてくれという思いも兼ねてだったのだが、まさかこんな事になるとは。
指摘したことでジョージは猛烈にAを意識し始め、彼女を避けるようになった。
Aは突然自分を避けるジョージに疑問を持ち、フレッドに問いかけたというわけだ。
『でも心配よ……フレッドや他の友達とは普通に話すのに、何で私の時だけ不自然に逃げ出すのかしら』
「あー、ほんと、なんでだろうなー……」
『まさか…私、何かジョージの気に触るようなことを……』
「いや！それはない！安心しろ！」
『なんで分かるの？』
「……双子の勘」
『ふーん…』
Aは疑り深い目を向けつつ、フレッドから視線を外して窓の外に視線を移した。
フレッドは溜息をこっそり吐いた。
Aに本当のことを言うわけにはもちろんいかない。ジョージは君のことが好きだから避けてるのさ！なんて言ったらどうなるのか気になりはするが、ジョージに大激怒される事態が目に浮かぶ。
かと言って、このままAのこのモヤモヤをそのままにしておくわけにもいかない。
どうしたものか。
『よし、私決めたわフレッド』
「…ん？な、なにを？」
『ジョージに直接聞く。どうして私を避けるのって』
「あぁ…もうその方が手っ取り早いかも」
『よね？そうするわ』
フレッドは半ば諦め半分で返事をした。
もう、正直にAへの気持ちを吐露した方がいいんじゃないか、と頭の中のジョージに言った。
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らら(プロフ) - Aliceさん» 一体どっちとくっつくのか…^ ^更新をお楽しみに……！ (2023年3月6日 17時) (
レス) id: 71ed0c2205 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - なにこの青春っ……！甘酸っぱい…🤤もう2人とくっついちゃえ…！😍 (2023年3月6日 14時) (レス) @page50 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 灰さん» わわっ！嬉しいですありがとうございます^ ^ハートを１つ送っていただけるだけで励みになってます！！いつもありがとうございます！！次の更新をお楽しみに…！！ (2023年3月5日 22時) (レス) id: 71ed0c2205 (このIDを非表示/違反報告)
灰(プロフ) - はじめまして。ららさんの書く物語の世界観が素敵で、すっかりファンです^ ^双子の賑やかさが楽しくて、スリザリンの女の子もとっても可愛くて、読んでいて幸せな気持ちになりました。ハートをもっと送りたいのに、送れなくてもどかしいです。更新を楽しみにしています (2023年3月5日 18時) (レス) @page44 id: d11b046bc6 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - さくらねこさん» どっちにしようか迷ってる状態です…！！次の更新をお楽しみに…！！ (2023年3月5日 12時) (レス) id: 71ed0c2205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らら | 作成日時：2023年2月26日 9時
