ウィーズリー家 ページ20
「A、ちょっと緊張しすぎだ。体の力を抜け」
「そうだ。いつもより顔が険しいぜ。ほら笑えよ」
『無理よ…』
フレッドとジョージに励まされ、その時は自身が湧いたAだっが、汽車が目的地に近付くにつれ彼女の顔は険しくなっていった。
汽車を出る頃には、彼女の顔を見た人が「ひぃっ！」と声を上げてしまうほど、顔が怖くなっていた。
「フレッド！ジョージ！」
その時、聞き覚えのない声が聞こえてAはビクッと飛び上がった。
彼らを呼んだのは弟のロンだった。ハリー・ポッターと一緒にトランクを抱えてこちらに駆け寄ってきた。
「よぉロン、ハリー。ママたちは？」
「まだ来てないわ。遅れてるみたい」
その後に続いて妹のジニー・ウィーズリーもやって来た。
「ねぇ2人とも…君らの後ろにいるのって……」
ハリーが恐る恐る声を上げた。Aは内心冷や汗をかいた。
「A・テイラーさ。名前は知ってるだろ？」
「あぁ知ってる。笑わない、蛇みたいな女だって」
「ロン！！」
ポロリとそう言ったロンを嗜めるようにジニーが叫んだ。Aはグサリと胸が刺された感覚がして顔が青ざめた。
「ロン、Aは顔は怖いが、良い奴だ。スリザリンだからって、皆が皆悪い奴じゃない」
「そうそう。全員がマルフォイみたいな奴だと思ったら大間違いだ」
フレッドとジョージも、ロンを咎めるように強い口調で言った。ロンは妹と兄に怒られ、「分かったよ」と頷いた。
「ほらA、挨拶しろ。仲良くなりたいんだろ？」
『ちょっと…！！』
思わずAは顔を赤くした。それを見てジニーがポカンとなった後、クスリと笑ってAに握手を求めた。
「ジニーよ。よろしく。私のことは知ってる？」
『…え、えぇ。もちろん、知ってるわ。だいぶ前の事だけれど……レイブンクローの、ルーナ・ラブグットが虐められてた時、彼女を庇ってた。とても、優しい人なんだろうと思ってたから……一方的に知ってた』
「……貴方、本当にスリザリン生？」
『一応ね』
ジニーは顔を綻ばせた。
「スリザリンの子に�猴イ靴き瓩覆鵑童世錣譴燭里禄蕕瓩董�
『そうなの？』
「フレッドとジョージの言う通り、貴方ってスリザリンとは思えないほど良い人だわ。私たち、きっと仲良くなれる」
『…そうなら、すごく嬉しいけれど』
ジニーが強く手を握って笑ってくれたので、Aは笑い返そうとしたが、上手く口角が上がらなかった。
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らら(プロフ) - Aliceさん» 一体どっちとくっつくのか…^ ^更新をお楽しみに……！ (2023年3月6日 17時) (
レス) id: 71ed0c2205 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - なにこの青春っ……！甘酸っぱい…🤤もう2人とくっついちゃえ…！😍 (2023年3月6日 14時) (レス) @page50 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 灰さん» わわっ！嬉しいですありがとうございます^ ^ハートを１つ送っていただけるだけで励みになってます！！いつもありがとうございます！！次の更新をお楽しみに…！！ (2023年3月5日 22時) (レス) id: 71ed0c2205 (このIDを非表示/違反報告)
灰(プロフ) - はじめまして。ららさんの書く物語の世界観が素敵で、すっかりファンです^ ^双子の賑やかさが楽しくて、スリザリンの女の子もとっても可愛くて、読んでいて幸せな気持ちになりました。ハートをもっと送りたいのに、送れなくてもどかしいです。更新を楽しみにしています (2023年3月5日 18時) (レス) @page44 id: d11b046bc6 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - さくらねこさん» どっちにしようか迷ってる状態です…！！次の更新をお楽しみに…！！ (2023年3月5日 12時) (レス) id: 71ed0c2205 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らら | 作成日時：2023年2月26日 9時
