君の悪夢。 ページ18
カーマに案内されて来た場所は、薄暗い地下だった。
こんなところに本当にAはいるのだろうかと疑問を抱きつつ、歩いて行く。
すると…
「A！！」
ティナがそう叫んで、急に走り出した。
ニュートとジェイコブも慌てて彼女の後を追う。
Aは固い床の上でぐったりしていた。
ニュートはティナを押し退けてAの元に行き、彼女を抱き起こした。
息遣いが荒く、脂汗を大量にかいていた。
「A…！もう大丈夫だよ……僕が———」
『ッ！！』
突然、Aが勢いよく手を伸ばしてきて、ニュートの手を力強く握った。
次の瞬間、Aはパッと目を見開き、肩で呼吸を繰り返した。
「……やぁ、A」
安堵からか、ニュートの声はとても柔らかくなっていた。
Aは、まだ状況が整理できていないのか目だけをキョロキョロと動かしている。
『…ニュート……？』
「…うん。僕だ」
「A…！！無事でよかったわ……！」
『ティナ…？』
「俺もいるぞ」
『ジェイコブ……』
状況を理解したか、Aは慌ててニュートを突き飛ばし、着ていたコートの襟を直しながら深呼吸をした。
『……そうだ！カーマ！』
Aがそう叫ぶと同時、扉の前に立っていたカーマが魔法を使い、ニュートとティナの杖を取り上げ、扉を閉めた。
『カーマ…！！』
「…悪いなスキャマンダーくん……全てが終わったら出してやる……クリーデンスが死んだらな…」
カーマはそう言うと扉から離れて行ってしまう。
しかし、程なくして苦しみだし、何故か失神してしまった。
Aは頭を抱えた。
このままではカーマが起きるまで牢屋を出れない。
「……救出任務だったけど……失敗したみたいだね」
『これが救出任務ですって？貴方の所為で大切な手がかりが台無しよ！』
Aはニュートを睨みつける。
すると、ガタン！と音がして扉が開いた。どうやらピケットが開けてくれたらしい。
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ムスメ3(プロフ) - 次が楽しみすぎる!! (2023年2月19日 1時) (
レス) @page38 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - フユさん» コメントありがとうございます！是非、次の更新をお楽しみに…！！ (2023年2月18日 20時) (レス) id: 71ed0c2205 (このIDを非表示/違反報告)
フユ - 超面白かったです！！次の更新待ってます！！！！ (2022年11月30日 18時) (レス) @page26 id: 4a7b17e5bc (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 菜々さん» コメントありがとうございます！是非、次の更新をお楽しみに！ (2022年8月16日 13時) (レス) id: f2d65ae204 (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - ガチャさん» コメントありがとうございます！私生活がバタバタしていて止まっていました…！！亀更新ですが更新をお楽しみに…！ (2022年8月16日 13時) (レス) id: f2d65ae204 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らら | 作成日時：2022年4月12日 19時
