研究日誌No.12 記録者 轟 ページ14
「ちょ、助けてください！助手君！とーどーろーきーくーん！」
警報が鳴ってまだ混雑したままの中、Aが様子を確かめに窓へ近付く。
が、こちらに戻ってこようとする途中に人混みに流されたらしい。
Aの助けを求める声がする。
「あー、遠いッスよ。先生ー、こっちこれません？」
「可能ならやってますー！」
そういいつつ人混みを掻き分け戻ってこようとしている。
しかし全然戻ってこない。
寧ろ流されている気がする。
……多少は戻ったか？
なんにせよ本人が言っていた動けない、というのは間違っていないらしい。
「あ」
突然、誰かに押されたのか左に大きくよろけて倒れるA。
咄嗟に手をのばし、右手を掴もうとする。
「ととっ。
先生ー、マジでその運動神経とタッパどうにかした方がいいッス」
「運動神経はともかく、身長についてとやかく言わないでください！
…気にしてるんですから」
あいつを、あいつの右手を掴んだのは、
俺じゃなくて、助手の方だった。
俺の手は、Aの手の下で、空を切っていた。
助手の方も手をのばしていたが、確かに俺の方が近かった筈だ。
それに、のばした手が下にいくのもおかしい。
……ひょっとして、助手の奴がわざわざ俺の手を払ってからあいつの手を掴んだ？
笑って話している助手の口角が、釣り上がった気がした。
△▼△▼△▼
助手君について書きたかった話その1。
2はもう少し先です。
あと、BLじゃないです。予定では。
希望多数であれば考えますが…。
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エマックス(プロフ) - はじめまして！とっても面白くて、助手くんのキャラがとっても好きです！更新頑張ってください！ (2018年8月17日 22時) (
レス) id: 9d24ff7a93 (このIDを非表示/違反報告)
ラップ - ヒガンさん» どうしましょう...他の方の意見も伺いたいですね... (2018年7月23日 20時) (レス) id: 04f5687d72 (このIDを非表示/違反報告)
ヒガン - 更新お疲れ様です！BLいいかもですね…。 (2018年7月23日 20時) (レス) id: 6f8fa6537f (このIDを非表示/違反報告)
ラップ - すいません…。パスワードを忘れてしまいました…。編集できません。頑張って思いだしますのでその時は更新大量にします。 (2018年6月10日 12時) (レス) id: bda08fea82 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - すっごく面白いです！！頑張ってください！あと、bl 希望です！！ (2018年5月30日 22時) (レス) id: 667d6f281e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラップ | 作成日時：2018年4月21日 19時
