参 ページ3
マヨイガにいた神様＿＿もといロボロは、とても小さい。
私との身長差から鑑みるに、身長は大体125から130cmくらい。
「ちっちゃいねぇ、何歳さん？」
ちんまりと座敷に座る姿が愛らしくてつい頭を撫でてしまったら、
想定より低い声が返って来て驚いたのはいい思い出だ。
あれから三週間、毎日ここに通いつめている。
おかげで、子供でないことはわかったのだが、
実際のところ何歳なのかは未だ謎のままだった。
「何で“おかえり”やったん？」
ふと思い出したので、もぐもぐとチョコ大福を頬張りながらなんとなく聞いてみる。
「それってあん時のやんな？」
向いに座っていたロボロは、少し首を傾げた。
「そうそう、初めてここに来たときの。
あーゆーのって普通は“いらっしゃい”とか“ようこそ”とか
すると ロボロは悪戯っぽくフフと笑って、
(雑面に隠れてはいるけれど 何故か彼の表情は手に取るようにわかるのだ、)
「言わへん」
と言った。
何それ理由はあるけど教えないってこと、何それ気になるんだけど、ねえ。
気になってしまうのが何だか悔しくて、黙ってお茶を飲んだ。
それも見透かされてるんだろうな、きっと。
ニコニコと笑う雑面を見、そう思った。
--------------------
triggerでお筝を弾いてらしたのでrbrさんがお筝を弾く描写がでてきます、
苦手な方は今すぐUターン！！！
うわぁお筝じゃないわシンセサイザーだ死にそう
でも性癖なんでお筝書く、、
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 75人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ルウ | 作成日時：2022年8月8日 8時
