笑った人数・五人 ページ8
無一郎の分かりやすく簡潔な説明を聞いた産屋敷は頷いて、ふわりと優しく微笑んだ。
産屋敷「そうか、二人ともよくやったね。にこも下の子達の不安を取り除こうとしたんだろうね」
『！！えへへ〜そうなんです！！』
無一郎「(嘘だ)」
にこはお館様に褒められて照れ臭そうに鼻をこすったが本当のところはただそういう性格だったというだけだ。
産屋敷「それで、にこに頼みたいことがあるんだ。よりにこの行動範囲を広げるために他の
無一郎「……」
『わぁ、本当ですか！！？そしたら皆、より笑顔になりますねっ！！！流石お館様ですっ！！』
にこは他の柱達の顔を思い出してにへへ〜とにやけた。何人かしっかり会話が出来ない者がいる中でもにこは誰彼構わず話しかけに行くのだ。本人はそれが楽しくて仕方ないらしい。
無一郎「(他の人達大変そう…。まぁ僕には関係ないな)」
『じゃあまた無一郎とも任務できるねっ！！』
無一郎「え」
自分も入るのかと思った無一郎はすぐさまお館様の方を向いた。すると子供が代わりに伝えるようにこくんと頷いた。
再びため息をつくはめになる無一郎だった。
。
報告と、最悪(無一郎にとって)な話が終わり、二人は道で別れようとしていた。
『無一郎なんかくらいねっ！？笑お？はいっ！せー…』
無一郎「福来る。はい、言ったよ。僕こっちだから」
『う〜ん、ちょっと早かったかなっ！！？でも言ってくれて嬉しい〜！！今度は一緒に言おうねっ！！』
無一郎「(馬鹿なのか前向きすぎるのかわかんないな…)」
『あははっ！！無一郎すごい顔っ！！生きてる？？生きてる？？あははっ！悲しいの？別れちゃったらちょっと会えなくなっちゃうから悲しいのっ？？大丈夫、私も悲しいし寂しいよっ！！だからおあいこ！！さぁ笑おう！！』
無一郎「なにその“一周まわって逆に笑える”みたいなやつ」
『なんだっていいんだよっ！！理由がどうでも！！だから無一郎も今度会える時は笑えるといいねっ！！！じゃあ私あっちだから！！ばいばーーーい！！またねーーっ！！』
バシバシと無一郎の肩を叩きながら笑ったにこは別の方向を指差すとこちらを振り向きながら走っていってしまった。
無一郎「本当うるさい…。………でもまぁ…またね」
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らぴすらずり★(プロフ) - ころころさん» あああありがとうございます！！！久しぶりの更新で話の内容とかぶっ飛ぶところもあるかと思いますがそこら辺はご容赦ください、これからもよろしくお願い致します！！ (2019年11月13日 21時) (
レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - 絵がドチャクソ上手い…羨ましっ！ そしてストーリーが面白いっ！ (2019年11月13日 19時) (レス) id: 695e28551f (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - みさん» ありがとうございます！！！( ；∀；)これからもよろしくお願いします！！ (2019年8月21日 22時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
み - いいね！ (2019年8月21日 22時) (レス) id: 9966c75337 (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - ねこぺんさん» いやいや、そんなことはないです！！私の絵なんてまだまだですよ(^-^;もっと綺麗なものをお届けしたいんですが申し訳ないです…夢主気に入っていただけて嬉しいです！！これからも更新していきますのでどうぞよろしくお願いします！！！ (2019年8月14日 7時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぴすらずり★ | 作成日時：2019年6月30日 9時
