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笑った人数・四人 ページ7

二人はじゃれあいながらも報告のために本部へと立ち寄った。




畳の上に二人で正座をしてお館様を待っている…のが普通なのだが、静かに座っている無一郎の隣でにこはそわそわと辺りを見回したり、飾ってある壺に手を伸ばしたりしている。




『ね、無一郎っ!!この壺、いくらくらいかなぁ!?』




無一郎「大人しくしててよ…。……それがいくらかは知らないけど割ったら君が返せない額を請求されるのは目に見えてるよね」




『ええっ!?そんな高いのっ!?じゃあやめとこっ!!』




無一郎「何しようとしてたわけ…」




無一郎がにこに疑いの目を向けた時




「「お館様のお成りです!!」」




無一郎「!」




『お成り〜っ!!』




子供の声で無一郎はサッと前を向いたが、にこはへにゃりと笑った。そんなにこを無一郎はバシッと叩いた。




産屋敷「やぁ、今日も元気だね。無一郎、にこ」




そんな様子を見ながら目の見えないお館様が子供につられて部屋の奥から出てきた。




その声ににこは嬉しそうに大きい声で




『はいっ!!』




と返事したが無一郎はにこを横目で睨んだ。




無一郎「お体に障る…。こんな時くらい静かにしなよ」




『こんな時だからだよ〜!!お館様に会えたら嬉しいじゃん!!お館様、本日もご壮健で何よりです!!』




産屋敷「ありがとう、にこ。私もにこの元気な声が聞けて嬉しいよ。笑顔が見れないのが残念だけどね」




『私はお館様のお顔が見れて嬉しいです!!』




無一郎「君のことは聞いてないでしょ」




辛辣に言う無一郎をお館様は優しく宥めた。




産屋敷「いいんだよ、無一郎。無一郎も元気そうで何よりだ。二人で任務をこなしたんだね」




『はい!!聞いて下さいお館様!!私が鬼の首を…!!』




無一郎「はい、そうです」




調子に乗って喋りだすにこの言葉を遮るように無一郎は頷いた。




無一郎「今回の鬼は…」




淡々と説明していく無一郎の隣でにこは話を遮られたことにえっ?と頭にはてなを浮かべながら首をかしげていた。

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らぴすらずり★(プロフ) - ころころさん» あああありがとうございます!!!久しぶりの更新で話の内容とかぶっ飛ぶところもあるかと思いますがそこら辺はご容赦ください、これからもよろしくお願い致します!! (2019年11月13日 21時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - 絵がドチャクソ上手い…羨ましっ! そしてストーリーが面白いっ! (2019年11月13日 19時) (レス) id: 695e28551f (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - みさん» ありがとうございます!!!( ;∀;)これからもよろしくお願いします!! (2019年8月21日 22時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
- いいね! (2019年8月21日 22時) (レス) id: 9966c75337 (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - ねこぺんさん» いやいや、そんなことはないです!!私の絵なんてまだまだですよ(^-^;もっと綺麗なものをお届けしたいんですが申し訳ないです…夢主気に入っていただけて嬉しいです!!これからも更新していきますのでどうぞよろしくお願いします!!! (2019年8月14日 7時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぴすらずり★ | 作成日時:2019年6月30日 9時

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