検索窓
今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:59,796 hit

笑った人数・三人 ページ6

任務が終わった小さな二人組は晴天の昼、話しながら上への報告に向かっていた。




『終わったねー!!!笑ってない人いたけど大丈夫かなぁ?でも楽しかったー!!!』




小さい二人組の少女の方、笑柱、恵比寿にこはうーんとけのびしながらぴょんぴょん跳ねた。その後ろ姿を霞柱、時透無一郎が冷めた目で見つめている。




無一郎「何がどうやったら楽しくなるの」




その声に反応したにこはくるりと軽快に後ろを向くと無一郎を見て




『達成感だよ!!すっきりするじゃん!!無一郎も笑おーよー?』




とニッと笑って見せた。が。




無一郎「…………」




無一郎は答えず、静かににこの横を通りすぎていった。




『ん?無一郎〜!!無視は駄目だよー?悲しいよー!?』




無一郎「うるさい…」




おいていかれたにこが走って追いかけ、無一郎の肩に手をついてぴょんぴょん跳ねると無一郎は嫌そうに耳をふさいだ。




『な〜んで〜!?おーい無一郎〜!!耳なんかふさいで、元気ないの〜っ!!?そんな時はほらっ!!!私と一緒にせーのっ!笑う門には〜??』




『福来る〜〜〜っ!!!!』




無一郎「…はいはい」




いぇーいっ!!と拳を空に突き上げたにことは違って無一郎は呆れたようにため息をついた。




無一郎「元気なのはいいけどお館様の前でそれはやめてよ」




『は〜いっ!!!ていうか無一郎、ため息つくと幸せ逃げるよっ!!?不幸になっちゃうよっ!?』




にこは途端に顔を青くして無一郎の周りの空気を急いで拾い始めた。相変わらず無一郎は目が冷たい。




無一郎「僕の話聞いてた?……ため息ついたくらいでなに言ってんの?」




『本当なんだよっ!?幸せなくなっちゃうって!!福来ても駄目になっちゃうよっ!?』




無一郎「…僕は君に出会った時点でもう不幸なんだけど」




『え〜??ほんと??それほどでもっ!!!』




無一郎「褒めてない」

笑った人数・四人→←笑った人数・二人



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (95 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
153人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

らぴすらずり★(プロフ) - ころころさん» あああありがとうございます!!!久しぶりの更新で話の内容とかぶっ飛ぶところもあるかと思いますがそこら辺はご容赦ください、これからもよろしくお願い致します!! (2019年11月13日 21時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - 絵がドチャクソ上手い…羨ましっ! そしてストーリーが面白いっ! (2019年11月13日 19時) (レス) id: 695e28551f (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - みさん» ありがとうございます!!!( ;∀;)これからもよろしくお願いします!! (2019年8月21日 22時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
- いいね! (2019年8月21日 22時) (レス) id: 9966c75337 (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - ねこぺんさん» いやいや、そんなことはないです!!私の絵なんてまだまだですよ(^-^;もっと綺麗なものをお届けしたいんですが申し訳ないです…夢主気に入っていただけて嬉しいです!!これからも更新していきますのでどうぞよろしくお願いします!!! (2019年8月14日 7時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らぴすらずり★ | 作成日時:2019年6月30日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。