笑った人数・十八人 ページ21
『で!!これから何するのっ!!しのぶちゃん!!』
しのぶ「寝るんです」
『えっ!!しのぶちゃんも寝るのっ!!じゃあ一緒に寝ようよっ!!!』
しのぶ「寝るのはにこです!!私は色々整理しなければならないので」
『え〜っ??』
元気良さそうにハイッと手を上げたにこにしのぶはぴしゃりと言った。にこはへにゃっと腕を下ろしかける。が。
『あ!しのぶちゃん!!それ私もやる〜っ!!二人でやった方が早く終わるよ〜っ!!』
咄嗟に思い付いたように再びピョコッと手を上げた。
しのぶ「駄目です、寝ててください。これは私用ではなく柱の仕事の任務なんですよ」
『じゃあじゃあっ!!!より私がいた方がいいよぉっ!!柱だし、私もお館様から他の柱と仕事やるように言われてるもん!!!風邪なんて気にしないっ!!普段冷えた笑いしかしないしのぶちゃんも私がいれば大丈夫だよっ!!!』
しのぶ「余計な一言が聞こえた気がしますが。……全く、仕方ありませんね。お館様の意向ですし、どうせ静かに寝ていなさいと言ってもにこのことですからどうせそのうち抜け出すんでしょうし。うるさくせずにちゃんとやるならいいですよ」
しのぶはベッド横に置いてあった体温計と氷のうを手に取ると呆れたように言った。それを聞いてにこの目がキラリと輝く。
『やるっ!!やるやるっ!!うるさくしないっ!!…笑うかもだけどうるさくはしないっ!!で!?なんの整理するのっ!!!?』
しのぶ「うるさくするなと言うよりかは…普段がもううるさいですね。ちなみに整理するのは鬼の情報が記されている書類です」
すると、書類、という単語を聞いたにこは一瞬ピシリと固まった。
『あはは〜!書類ってなぁに〜しのぶちゃん』
しのぶ「にこがよく提出期限を過ぎる、アレですよ。覚えがないとは言わせませんよ」
『ないっ!!』
吹き出た冷や汗を振り払うようににこは不自然なほどニコッと笑った。その笑顔をしのぶは冷たい目で見る。
しのぶ「そうですか。ではにこに睡眠薬でも打って…」
『うわーっ!!?やめよっ!!?しのぶちゃん、ほらっ!!笑顔っ!!注射器置いてっ、一緒にせーのっ!!笑う門にはっ!?』
しのぶ「にこ来る」
『違うねっ!?ていうか注射器っ!!置いてっ!えははっ!!ねっ!?一回置こっ!?しのぶちゃんっ!!?』
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らぴすらずり★(プロフ) - ころころさん» あああありがとうございます!!!久しぶりの更新で話の内容とかぶっ飛ぶところもあるかと思いますがそこら辺はご容赦ください、これからもよろしくお願い致します!! (2019年11月13日 21時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
ころころ - 絵がドチャクソ上手い…羨ましっ! そしてストーリーが面白いっ! (2019年11月13日 19時) (レス) id: 695e28551f (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - みさん» ありがとうございます!!!( ;∀;)これからもよろしくお願いします!! (2019年8月21日 22時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
み - いいね! (2019年8月21日 22時) (レス) id: 9966c75337 (このIDを非表示/違反報告)
らぴすらずり★(プロフ) - ねこぺんさん» いやいや、そんなことはないです!!私の絵なんてまだまだですよ(^-^;もっと綺麗なものをお届けしたいんですが申し訳ないです…夢主気に入っていただけて嬉しいです!!これからも更新していきますのでどうぞよろしくお願いします!!! (2019年8月14日 7時) (レス) id: b227a58786 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぴすらずり★ | 作成日時:2019年6月30日 9時