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『歌い手活動を始めたのは、小四でした。
姉に、盗撮した動画を勝手に投稿されてて。
最初は、少し苛立ってもいました。
なんで勝手にって。
でも、違いました。
姉は、ネットを通して世界の広さを教えてくれたんです。
大嫌いだった自分を、ちょっとだけ好きになれた。
自分の型っていうのが無くて、自分を好きな風に表現できる。
自分が自分なんだっていうのを常に実感できたんです。
それから色々あって、当時の唯一の親友にも裏切られて、知り合い全部と引き離されて。
でも、その時も救ってくれたのはこの世界でした。
家から逃げてきて、行く宛のなかった僕をひろってくれたのはまふでした。
それは偶然かもしれないけど、歌を通して、また皆と会うことができました。
莉犬もそうで、必死に僕のこと見つけ出してくれて、会いに来てくれた。
それがとても嬉しくて。
歌が好きで、音楽が好きな人に、悪い人はいない。
そう思えるんです。
今は、僕の声を、みんなに届けたいって思ってやってます。
僕はいい人じゃないし、すごい人でもない。
けど、僕が感じたこと全てを、皆に伝えたい。
僕が救われたように、僕も誰かを救えるかもしれない。
それだけです。
すとぷりの皆のように、笑わせたり、ライブをしたり、とかは出来ないけど。
だからこそ出来ることがあるって信じてます。』
「ね、そうだ。」
「karくんも、すとぷりに入らない？」
ななもりさんが、そう言って聞いてくれる。
僕の答えは一つに決まっていた。
『すみません。せっかくの申し出ですが、辞退させていただきます。』
ため息をつくななもりさん。
でも、そこまで残念そうな顔はしていなかった。
「そう答えると思ってた。なんで？」
『僕は、多くの人に声を届けたい。
そのために、グループだからできることもあると思うけど、一人だからこそできることもあると思うんです。
僕の活動の中核は、個人でしか為し得ないと思うんです。』
納得のいった風に、うんうんと頷いてくれる。
ななもりさんは、聞き上手だ。
「そういうことか。
断られちゃったのは残念だけど、karくんはそうだろうな、とは思ってた。
がんばってね。
あれ、結局冷めちゃうね」
『ごめんなさい、話長かった』
「って言いながら食べてんじゃん！w」
急に笑いだすななもりさん。
『なんですか！w』
「いや、karくんもやっぱり若いなあって」
「それ貶してますよね！？w」
続く (更新停止中)
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おみ非ログver - 続き希望!落ちはSouくんだとうれしいです！更新してくれ~!! (2022年11月17日 4時) (
レス) @page3 id: ade3119640 (このIDを非表示/違反報告)
、 - この作品大好きです(*≧∀≦*) あと落ち莉犬くんがいいです、良ければお願いします！アンケートしてないと思いますがよろしくお願いします。更新頑張ってください(*´꒳`*) (2022年2月26日 23時) (レス) @page3 id: 8122127c3f (このIDを非表示/違反報告)
なな - この作品大好きなので更新待ってます！あと良かったら落ちアンケートまたして下さい！ (2020年3月20日 16時) (レス) id: 9e28ad89d2 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ(プロフ) - 閉めなさいで笑っちゃったwwwww (2020年2月16日 8時) (レス) id: 66eb00c237 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです！続き楽しみに待ってます！ (2019年10月8日 11時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぴらず | 作成日時：2019年9月29日 20時
