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るぅとさんの言う「全部」はきっと、全てなのだろう。
るぅとさんのこと信用している莉犬なら分かる。
『こんな形でお伝えすることになってしまい、申し訳ありませんでした。本当にご迷惑をおかけしました。』
「いいえ…ジェルくんはなんでそれを…」
「あの時ですよね。」
るぅとさんが言う。
「karくんが、初めてすとぷりハウスに来たとき。あの日、僕となーくんが戻ってきたとき。女だと知らずに抱きついてしまったジェルくんは、それで察したんでしょう？」
違わぬ答えにうん、とうなずく。
『ジェルはいい人だから、それでもちゃんと黙っててくれてた。
夜だったし酔ってたし…何も考えてなったんだと思う。
どうか、ジェルを責めたり怒ったりしないで。』
「それで…このメンバーを集めたんだね。」
『はい。莉犬は元から知ってたし、ジェルも分かってたし。さとちゃんは大変勘がいいようで笑』
「さとみくんかあ…karくん、あの人の性癖やばいから気を付けてくださいね」
『さとちゃんはそんな人じゃないと思ってるよ』
「じゃあ…ジェルくんは…？」
『違う！そうじゃない！w』
僕は、重苦しい雰囲気が嫌いだ。
他人にとって深刻な話でも、僕がどうでもよければどうでもいい。
被害を被ったのが僕なら尚更だ。
『よし、この話は終わり。せっかくいいお店来たんだから、食べましょ？ころちゃん？』
ころちゃんはずっと黙りっきりだ。
俯いていて、顔色も見えない。
『ころちゃんはなんも責任感じなくていいんだよ？ジェルを持って帰ってくれてほんと助かったんだもん。』
「…ぁ、うん…」
なんだか調子が悪そうだ。
そんな僕を救ってくれたのは、またもやるぅとさんだった。
「ほら、ころちゃん。ちょっと来て。」
「るぅとくん…」
半ば引きずられるような形でころちゃんを連れていく。
目は虚ろで、焦点が合わない。
「あ、僕らのことはお構い無くどんどん食べちゃってくださいね」
「だってよ。冷めないうちにいただいちゃおっか。」
『はい！』
「そういえばさ。」
ななもりさんが口を開く。
「なんでkarくんは歌い手をやってるの？」
『なんで、かあ。』
ななもりさんは、きっとこうして生きてきたんだな。
この人の目には芯があって、だからかな。
なんでも見透かされちゃいそうな気がする。
『元から、歌は好きでした。姉の影響もあるかもしれません。
話は長くなるんですけど、聞いてくれますか…？』
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おみ非ログver - 続き希望!落ちはSouくんだとうれしいです！更新してくれ~!! (2022年11月17日 4時) (
レス) @page3 id: ade3119640 (このIDを非表示/違反報告)
、 - この作品大好きです(*≧∀≦*) あと落ち莉犬くんがいいです、良ければお願いします！アンケートしてないと思いますがよろしくお願いします。更新頑張ってください(*´꒳`*) (2022年2月26日 23時) (レス) @page3 id: 8122127c3f (このIDを非表示/違反報告)
なな - この作品大好きなので更新待ってます！あと良かったら落ちアンケートまたして下さい！ (2020年3月20日 16時) (レス) id: 9e28ad89d2 (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ(プロフ) - 閉めなさいで笑っちゃったwwwww (2020年2月16日 8時) (レス) id: 66eb00c237 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - この作品好きです！続き楽しみに待ってます！ (2019年10月8日 11時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぴらず | 作成日時：2019年9月29日 20時
