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『あの…?どうしたんですか?』
廊下に連れてきたっきり黙っているジェルさん。
「ごめん!!!!」
いきなり、ジェルさんはそう言い、頭を深く下げた。
『え…?なんかありましたっけ…?』←アホ
「え…?」
ジェルさんは驚いている。
でも、僕なんのことかわからない…
「本気、ですか…?」
『本気です』
そう言うと、ジェルさんは頬を赤らめて話し出した。
「あの…さっき、いきなり抱きついたりして…すみませんでした!」
『あ〜。あんま気にしてないですし、大丈夫ですよ』
「しかも、女のかたに…」
『僕自分で女って言わないから男だと勘違いされるんですよね。それより、敬語やめていただけますか?』←
「あ…うん…でも女子高生に手出したとか…俺のプライドが…」
『バレなきゃ犯罪じゃないですし。大丈夫ですよ。あ、でも強いて言うなら、僕に関する余計なことを他の人に言わないで欲しいですね。』
「…え?」
『例えば、僕がカラコンつけてるってこととか。見えたんでしょう?右目だけコンタクトだって。』
「あ…」
うん。
誰だって、きっとあんな至近距離で目見たらわかるでしょ。
『でも、僕だってジェルさんともっと話したいし。仲良くしたいです。』
「ほ、ほんまで?初対面であんなことしても?」
『はい。ジェルさんはいい人だし。』
「じ、じゃあ!俺んこと、さんつけないでな!敬語もやめよ!」
『ん、ジェル。』
そう言うと、ジェルは嬉しそうに笑った。
心の底から笑っているように見えた。
「じゃあさ、おr「ジェルくーん?とkarくん?何やってるんですか?」るぅと。」
ジェルが何か言いかけたとき、るぅとがやって来た。
「みんな心配してますよ。大丈夫?karくん、ジェルくんになんもされてない?」
「いや、俺のことどう思ってるの」
「普通に考えてジェルくんと二人っきりって心配になるよ?」
そんなこんなでリビングに戻ると、みんなに一斉に声をかけられた。
「kar?大丈夫?」
「ジェルくん、何もしてない?」
「いや絶対なんかあったってww」
「ジェル〜、お前ついに莉犬の彼氏に「違うから!」」
最後の方1名なんか違う人いた気がするけど…www
その時、ころんは
(あれ?俺、ジェルに嫉妬、してる?なんで?違うよね?でもどうしようもなく胸がいたい…男に恋しちゃったのかな?俺ほんとにホ モだったのかな…)
と、一人で考えていた。
Aをめぐるライバルが増える予感…?
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レイ - 今日も面白すぎですww 次回も楽しみにしてます! (2018年10月15日 18時) (レス) id: ad7c8b27a1 (このIDを非表示/違反報告)
しー - 面白いです!!! まふまふさんとろんさんの関係気になります... (2018年9月30日 21時) (レス) id: 46c6f8cd6c (このIDを非表示/違反報告)
らぴらず(プロフ) - シリアルスカーレットさん» コメントありがとうございます!「とても」をつけてくださった辺りものすごく心に来てます…! (2018年9月20日 19時) (レス) id: e59d02bf0b (このIDを非表示/違反報告)
らぴらず(プロフ) - アルメさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけていただけて嬉しいです! (2018年9月20日 19時) (レス) id: e59d02bf0b (このIDを非表示/違反報告)
らぴらず(プロフ) - さきさん» コメントありがとうございます!更新がんばります! (2018年9月20日 19時) (レス) id: e59d02bf0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らぴらず | 作成日時:2018年9月8日 19時