51 ページ13
そらるside
あれ?俺出てくるの久しぶりじゃない?
ひどいな、この作者。俺結構大事な役回りだと思うんだけど。
まあ、そんな話はさておき。
待ちに待ったスタプラ。
今年で五年目、だっけ?覚えてないや()
まあ、皆好きな人たちだし。
それに、今回はAちゃんの初めてのライブ観戦。楽しんでもらえたらいいな。
Aちゃんはカラコン着用。目立ちたくないかららしいけど。あ、目のことみんなに話したらしいよ。
そうだ。今回のライブ、スタプラ。
96猫が出る。
終わった後にでも控え室に呼べば会える。
前に呼んだら、ちょっとちゃんくろが慌てかねないし、準備もある。ライブ前にネタバレしたくないしね。
そう。今回呼んだ目的はこれ。
姉と会わせる。
そう思いながら、関係者席までの道を二人で歩く。
「ねぇ、Aちゃん。」
『ん?』
「あのさ、なつめに会いたいって思う?」
ちょっと考えてから、答える。
『会いたい、とは思う。でも自分で探したい。離れたのは僕からだから、誰かの手をかりたくないって思っちゃうんだよね。
あ、でも、気持ちはものすごくありがたい。』
「ふーん。そっか。」
強い子なんだな。
俺も全て話してもらった。
会えなくなったのはお母さんのせいなのに。
責任をちゃんと感じてるんだ。
「でもさ。」
ずっと、言いたかった。
会ったときから。
「もう、いいんじゃないの?…Aちゃん。」
目を見開き、俺のことをじっと見てくる。
言葉が足りなかったな。
『え?どういうこと?』
「あのさ。最近、Aちゃんものすごく無理してる感じする。」
『え?大丈夫だよ?ほら、この通り、僕ピンピンしてるし。』
ほんとかな。
溜め込みやすいタイプっぽいし。
こんなことを話しているうちに、関係者席のドアの前まで来た。
誰か走ってるし。
誰だよ、マナーが悪いな←
「だめっ!」
ん?天月くん?
「あけ、ないでっ!」
その言葉はむなしくも届かず、思いっきりドアを開けてしまった。
ガチャッ
? 「!?」
「うそっ!」
聞こえた天月くんの叫び声。
なんだと思い、中を見る。
ん?
誰か、いる?
ミルクティー色の髪の毛。
座ってる後ろ姿から爽やかさを感じさせる、そんの好青年。
あ…
Sou…奏くん……
227人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイ - 今日も面白すぎですww 次回も楽しみにしてます! (2018年10月15日 18時) (レス) id: ad7c8b27a1 (このIDを非表示/違反報告)
しー - 面白いです!!! まふまふさんとろんさんの関係気になります... (2018年9月30日 21時) (レス) id: 46c6f8cd6c (このIDを非表示/違反報告)
らぴらず(プロフ) - シリアルスカーレットさん» コメントありがとうございます!「とても」をつけてくださった辺りものすごく心に来てます…! (2018年9月20日 19時) (レス) id: e59d02bf0b (このIDを非表示/違反報告)
らぴらず(プロフ) - アルメさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけていただけて嬉しいです! (2018年9月20日 19時) (レス) id: e59d02bf0b (このIDを非表示/違反報告)
らぴらず(プロフ) - さきさん» コメントありがとうございます!更新がんばります! (2018年9月20日 19時) (レス) id: e59d02bf0b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らぴらず | 作成日時:2018年9月8日 19時