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救急車には、私も一ノ瀬さんも乗せてもらえた。
私が小さいからだってさ。この身長に感謝したのは初めてかも。
まあ、なつめは簡単な検査ですみ、今部屋の中にはなつめと医者と私と一ノ瀬さんな状態。
一ノ瀬さんが医者に呼ばれ、部屋の外に出ていく。
先に口を開いたのは私だった。
『なつめ、大丈夫？急に倒れたとか言うから、びっくりしたよ。』
な 「だいじょぶだいじょぶ〜。Aはわしのことなんておいといて、自分のことに精一杯になってな。小学生は今しか小学生じゃないんだから。」
なんかとっても大事なことを言ってる気がするけどね。
『でもね、たとえ片親の関係であっても、なつめは私の姉なんだから。なつめがいてこその人生だよ。その事を忘れないでほしい。』
な 「ふっ。さすがA。そう言うと思ったわ。」
『だからなつめこそ、自分のことを大事にしててよ。もしものことがあったら、私も父さんも母さんも、翔太さんも、一ノ瀬さんも悲しむよ。奏も、莉央くんも。』
な 「いいこと言ってくれるなあ。まあ、私もAのこと大好きだよっ！マイエンジェル！」
『え、エンジェル？』
な 「うん。エンジェル！それも、わしだけのエンジェルやで！」
わしを強調したなつめ。
ｶﾞﾗｯ
そのとき戻ってきた一ノ瀬さんと医者。
医 「次は白石さん、話があります。少し来ていただけますか。」
『はーい。』
私は医者と部屋の外に出た。いつもより空気がひんやりと感じられた。
医 「白石なつめさんなんですが、倒れた原因はストレスだと思われます。
少しの間、疲れないように配慮させて、よく休ませてください。
原因で、何か思い当たることはありますか？」
私は首を横に振るしかなかった。最近も特に変わった様子はなかったし、逆に生き生きして見えた。
何か抱えてるのかな？
だったら相談してよ。
妹だよ？
さっき大好きだって言ったじゃん。
医 「話はそれだけです。戻っても大丈夫ですよ。」
そう言われて戻ると、中ではなつめと一ノ瀬さんが異様なほど密着していた。
なんか…一ノ瀬さんがベッドの上のなつめを抱き締めている。
なつめは一ノ瀬さんの肩に顔を埋めて、一ノ瀬さんはその頭をポンポンと優しくたたいている。
私が入ってきたのに気づくと、二人は慌てて離れた。
なつめの目が少し赤い気がした。
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ウサッキー(プロフ) - 小4で、身長が135cm！？私は中1で、132cmなのに…負けた… (2019年7月22日 20時) (
レス) id: 13b658b6da (このIDを非表示/違反報告)
もかゆう - 凄く面白いです！訳あってお気に入りは出来ませんが、星とコメントをさせて頂きます！ (2019年1月24日 19時) (レス) id: 8705017671 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜 - 誕生日私の後日 Σ(ﾟДﾟ)ｽｹﾞｪ!! (2018年10月21日 12時) (レス) id: cfbf4a440e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぴらず | 作成日時：2018年5月13日 20時
