検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:172,711 hit

1 ページ2

Aside

2010年、12月も終盤に近づく。
な 「A!カラオケ行かへん!?」

はぁ〜高3生、すなわち受験生は七歳年下の小学生の妹に向かって放課後カラオケに行かないかとかいってんのか.....

な 「あのね〜言ってること全部聞こえてるんやぞ!」

『あれ?聞こえてた?おっかしいな〜』

な 「え?わしそこまで耳悪くないし!これでも姉やし?」

『一応ね』

な 「あーもう!とりあえずカラオケ行くで!?」

『はいはい.....』


私は姉のなつめにカラオケへ引っ張ってつれてかれた。
でも、歌うのはわりと好きな方だ。楽しいし、色々忘れられる。例えば、女のこと、とかね。

な 「A!ちょっと歌って!」

ずっとなつめが歌っていた。まあ、私も歌うか。

『ちょっとで済むと思わないでよ?』

私はそう言ってニヤっと笑う。歌い出したら止まらないのが私。
私は普通に歌ったら女声しか出ない。でも、ボカロのコンピューターみたいな声で歌うと、どんな音域でも出せるんだよね。女であることに嫌気がさしている私は、そんな声で歌う。

『〜〜♪〜〜〜』

一曲、歌い終えた。久しぶりに歌ったな。家では歌えないから。よし、もう一曲。無言でリモコンをいじる私を、なつめは驚いた顔で見つめる。そのうち、ケータイを出し始めた。
そっか。私の歌、聞いてたってつまんないのか。なら、好きなだけ歌ってやる!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

気がついたら、一時間経っていた。
あ、時間終わっちゃった。
あー!楽しかった!
あ、なつめは?ほっといちゃった。誘ったのなつめなのに。悪かったな。

『あの、なつめ?』

話しかけても応じない。そんなにケータイに夢中か。

『なつめ!』

な 「ん?なに?時間?」

『うん、そーだけど.....』

な 「じゃ、帰るか。」

『うん』

なんか今日なつめやけにあっさりしてるな....


何故か分かったのは明日のこと。

2→←登場人物



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.0/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
150人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ウサッキー(プロフ) - 小4で、身長が135cm!?私は中1で、132cmなのに…負けた… (2019年7月22日 20時) (レス) id: 13b658b6da (このIDを非表示/違反報告)
もかゆう - 凄く面白いです!訳あってお気に入りは出来ませんが、星とコメントをさせて頂きます! (2019年1月24日 19時) (レス) id: 8705017671 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜 - 誕生日私の後日 Σ(゚Д゚)スゲェ!! (2018年10月21日 12時) (レス) id: cfbf4a440e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らぴらず | 作成日時:2018年5月13日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。