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『そっ、それ翔太さんに言う必要ありますか？』
やれやれ、とため息をついて翔太さんは言った。
天 「確かに。ないね。でもさ、気になるんだよね。君には僕よりも未来があるんだから。
karちゃん。」
え？
『か........か、る？』
なんで、知っているの？
天 「ごめん。なつめから聞いた。」
『なつめ！？』
天 「だからさ。karちゃん。君には期待してくれるリスナーがいるんだよ。僕もその一人。心配くらいさせてよ。」
天 「何があったの？一人で抱え込まないでよ。」
私、なつめにおんなじこと言った…
人には言っといて自分はなにもしないの？
それって理不尽じゃない？
『なつめには、言わないでください。心配させたくない。こんな関係でもちゃんと接してくれる。それだけでありがたいのに。これ以上迷惑かけたくない。』
天 「わかったよ。なつめには言わない。」
それで、私はあったことを語り始めた。これまでの学校生活、奏にコクった葵、それからみんなの態度が豹変したこと…
知らずのうちに涙が出てきていた。いつも無関心だけど失うとこんなにも辛いんだ。
翔太さんはちゃんと聞いてくれた。子供だからってばかにしないで、しっかり向き合ってくれた。
一通り話しおわったので、翔太さんの顔を見上げた。
天 「あのね。こういうことって、ほとぼりが冷めるまで待ってるしかないんだ。しばらく、学校を休むしかないね。」
『そ、そうですか。』
お母さんが許してくれるかの問題。こればかりは切り抜けられるかわからない。
天 「今、辛いのは裏切られた大きさかな。これまで信じてただけに、よけいにダメージが多い。」
天 「今は、今を楽しもうよ！ほら、ね？」
そう言って、翔太さんは私の頭をぐりぐりなで回した。
『ちょっと！ぐちゃぐちゃに…』
天 「へぇー。気にするんだ。」
『長いのが乱れるのがめんどくさいんです。だから短くしたいのに。』
天 「似合ってるのに。長いの。」
へ？
天 「あぁ〜。短いのもいけるなぁ。きっとkarちゃんなんでも似合うよ！」
『翔太さん、それお世辞じゃないんですか？』
天 「もういい加減さん付けもやめよ。タメ口で話してよ。」
『そっ、そんな、無理、です。』
天 「そっかあ。僕が天月だって言っても？」
『え？』
天月、さん？
あのなんか少年的な若々しい声で圧倒的人気を誇っている超有名歌い手の天月さん？
天 「全部聞こえてる。」
嘘だろ。
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ウサッキー(プロフ) - 小4で、身長が135cm！？私は中1で、132cmなのに…負けた… (2019年7月22日 20時) (
レス) id: 13b658b6da (このIDを非表示/違反報告)
もかゆう - 凄く面白いです！訳あってお気に入りは出来ませんが、星とコメントをさせて頂きます！ (2019年1月24日 19時) (レス) id: 8705017671 (このIDを非表示/違反報告)
紗夜 - 誕生日私の後日 Σ(ﾟДﾟ)ｽｹﾞｪ!! (2018年10月21日 12時) (レス) id: cfbf4a440e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぴらず | 作成日時：2018年5月13日 20時
