episode 104 ページ4
えいちゃんの指が動いたって看護師さんが言うから
私は必死に問いかけた
A「えいちゃん！えいちゃん！！！」
えいちゃんは横たわってて色んな機械つけられてて
胸の辺りもメスで切られてて
A「さっき、結婚しよって…言うてくれたやんか…！！
なぁえいちゃん！！
いつでもいいから！シワシワになってもえいちゃんがプロポーズしてくれるん待ってるからっ…！！
先生助けて…お願いっ…」
私は叫ぶことしかでけへんかった
なんで？
なんでえいちゃんがこんなことにならなあかんの？
すると女の先生が来て
白石「お婆さんは腸管脱出があって血圧も落ちてきてる。
私は一緒に救急車で翔北に向かう。
灰谷先生はあの女性と翔北にむかって？」
灰谷「この人は…？」
白石「翔北に運んで死亡確認をします。医師は同乗しません。」
救命士「わかりました」
A「待って…死亡確認なんて…いやや！！
さっき手を動かしたって！先生助けてや！」
女の先生が私の方に近づいてきた
白石「あの方は助かりません…残念です…」
は？
この人なに言うてるん？
A「えいちゃん！えいちゃんなぁ起きてって！先生助けて！」
白石「灰谷先生！骨盤固定し直して搬送して！」
さっき心臓マッサージしてくれてた男の先生と
前におった看護師さんが私の乗ってる救急車に乗り込んできた
A「いややっ！！！
私はいいからえいちゃんを死なせんといて先生！！！！」
私は強く強く先生の手を握った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蘭 | 作成日時：2017年9月12日 23時
