もしも龍神さんがクラスメイトだったら…… ページ20
※2023年の代表登録メンバーの中から、独断と偏見と好みで選んだ選手が登場します。
※学園パロディです。
こんな学校だったら楽しいな〜♪という、完全なる妄想を形にしたものです。
オチが決まってないのでいつまで続いてどう終わるか分かりません(´＞∀＜｀)
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授業終了のチャイムが鳴って、お昼ごはんの時間。
お母さんが｢今日のお弁当は手作りハンバーグだよ｣って言ってたから、食べるのを楽しみにしていた。
お弁当の入ったバッグと水筒を持って、ランチルームのいつもの場所に向かう。
途中、｢Aー！｣と元気な声が私の名前を呼んだ。
｢有志。なにー？また学食おごれとか言うんじゃないよね？｣
西田｢今日は大丈夫！ちゃーんと昼飯持ってきたし！｣
そう言ってドヤ顔で見せてきたのはコンビニの焼きそばパン。
いやいや。
食べざかり育ち盛りの男子がそんなの1個で足りるわけ無いじゃん。
まあ、分かってたけどさ。
軽くため息をつきながら、制服の内ポケットに入れていた財布を取り出す。
｢で？今日は何食べるの？｣
西田｢えっとー、カツ丼！｣
｢取調室かよ｣
西田｢なにその発想。古っ(笑)｣
いつの時代よ、いま令和やぞ？と笑う有志は、私の手から500円玉を受け取ると｢サンキュー！｣と言ってさっさと券売機へ行ってしまった。
まったく……とため息をつきつつ、あの人懐っこい笑顔を見てると憎めない。
餌付けされたペットか何かに思えてくる。
ランチルームの、日当たりの良い窓辺の席。
大きな窓からは花壇が見えて、お花を見ながらご飯を食べるのが楽しみのひとつ。
そして、いつもお弁当を広げ始めるとやってくるのが。
藍｢またAのが早かったー。でも今日は俺のほうがタツより先やな！｣
ガタ、と椅子を引いて正面に座るのは、隣のクラスの藍だ。
藍とは家は近くないけど、親同士が仲良くて生まれた時から何かと一緒にいる幼なじみ。
タツくんに対抗心を燃やしてるのが謎だけど。
｢タツくんなら今日は早退したよ。熱あるって｣
藍｢え、まじ？風邪？｣
｢たぶんねー。届け物あるから帰りタツくんち寄らなくちゃ｣
藍｢え、俺も行く｣
｢いやいや、あんた部活あるでしょうが｣
まるで部活なんて無いかのように即答する藍に、ちょっと呆れ気味にツッコミを入れる。
｢藍は部活でしょ。だから一緒は無理｣
藍｢ならAが部活終わるまで待っとって｣
｢なんでよ｣
もしも龍神さんがクラスメイトだったら……２→←10年先も、あなたとー２ー
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作者名：めー | 作成日時：2023年10月28日 12時
