４８．(続編公開しました) ページ50
｢藍くんお疲れさま｣
藍｢ごめん。マッサージ長引いて｣
｢小川さんが相手してくれたから大丈夫！｣
藍｢そうなん？小川さんと何話してたの？｣
｢今日の試合の感想聞かれて、そこからリベロの話で盛り上がって、あとはチョコもらった｣
藍｢チョコ？｣
｢うん。お近づきのしるしに、だって｣
藍｢そっか。Aチョコ好きやもんな。でもあんま食べ過ぎたらニキビ出るよ？｣
｢たしかに……。じゃあこれは明日にとっておいて、こっちはあさって……｣
藍｢いや、そんな真に受けんでよ(笑)A肌キレイやん。ちょっとくらい食べたって変わらんって｣
｢でもそこは、ねぇ？ちょっとでもキレイでいたいというか……藍くんの前では、とくに｣
自分から言っておいて恥ずかしくなってきた。
顔がめちゃくちゃ熱い。
やだー。周りに人がたくさんいるのに、何言ってるんだろ私。
｢ごめん藍くん。今のなし！聞かなかったことにして｣
藍｢え、なんで？むり。しっかり聞いたし｣
｢はずかし……｣
もういたたまれなくて両手で顔を隠す。
自業自得だけど恥ずかしすぎて今すぐ帰りたい。
藍｢なんでそんなに照れんの。俺めっちゃ嬉しいけど。Aが俺の前でキレイでいたいって言ってくれたの｣
ありがと、という言葉とともに藍くんに優しく抱きしめられた。
たくましい藍くんの体とふんわりと漂ういい匂いに、ドキドキするけどホッとした気持ちにもなる。
でも……
｢藍くんひとついいですか｣
藍｢なに？｣
｢みんなが見てる｣
藍｢構わん。俺らが付き合ってんのなんて、みんな知ってる｣
｢そうだけど……あんまり人前でこういうのは｣
藍｢いいの。牽制してるんやから｣
｢えええ……｣
牽制ってなに？ほら、西田さんとか大塚さんとか、なんなら石川選手だってこっち見てるけど。
関田さんなんて｢若いっていいな……｣なんて言ってるし。関田さんだってまた20代ですよね？
藍｢みんな、Aは俺の大事な宝物やから触らんでくださいね？！とくに小川さん！｣
小川｢え？僕？｣
｢藍くん！｣
みんなの前でそんな大胆な！
西田｢Aちゃんは藍が３年間ストーカーして手に入れた、たい〜せつな宝物やもんな｣
関田｢懐かしいねそれ。去年の6月だっけ？フィリピンですっぱ抜かれた時だよね｣
藍｢ストーカーやないですけどね｣
大塚｢3年も追いかけるとかストーカーやろ｣
なんかみんなして盛り上がってきたけど、私のこと忘れてませんか？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1293人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
めー(プロフ) - たかみさん» 女子悔しかったですねー(>_<)少しの間、何も考えられませんでした·····。楽しみにしてくださってありがとうございます！藍くんとの絡み、もう少し増やしたいと思ってます(*^^*) (10月11日 12時) (
レス) id: 59b863f10c (このIDを非表示/違反報告)
たかみ(プロフ) - 女子悔しかったなとか色々思い出しちゃいました。。これからの藍くんとの絡み期待してます。更新楽しみにしてます！ (10月11日 8時) (レス) @page13 id: 1bef4440db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めー | 作成日時：2023年10月10日 0時
