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9 テイル ページ9

3人でそんな話をしてたら、今度は後ろから私がハグされた。

『A〜!俺の可愛いA』

「キョンオッパー!」

振り返って腕を広げてハグしようとしたら、ジコオッパが前に立ち塞がる。
見えない。でかい。

満面の笑みだったキョンオッパも、

『邪魔すんなよー』

って笑ってる。と、ジコオッパがふいに振り返って。

『誰にでも抱きつくのやめろ』

なんてちょっと怖い顔。

「なんで?」

ぐいっと近づいて下から見上げてやる。
ジコオッパも顔をしかめて上からわざと見下ろすようにして。

『当たってるんだよ』

なんてちょっと小声で言うから。
きょとんとしてしまう。

「ここ?」

下から両手で持ち上げる動作をしてみたら。
横で盛大に吹き出すユグォンオッパ。
ジコオッパは、それはそれは呆れ返った顔をして。

『腹だよ!ボコボコしてんだろ』

私のお腹を指差して半分笑いながら言った。

「そうなのー。この子も楽しいみたい」

へへっと笑ってお腹を撫でると、キョンオッパが駆け寄ってくる。

『パパだよー』
「パパよりも背の高いだけのおじさんでちゅよー」
『パパよりイケメンだよー』
「それはどうかなー」
『おい、どういうことだよ(笑)』

ふざけながらも優しくお腹にタッチしてくれた。

『ヒョンに言ったの?』

顔をあげながらキョンオッパが言う。

「まだー」

『早く教えてやれよ』

「うんー。そうなんだけど」

『ヒョン楽しみにしてると思うけど』

「だから内緒なのー」

『俺だったら早く知りたいけど?』

「そのうちねー」

テーブルの上のチキンを豪快に食べてるオッパを見つけた。

「ちょっと行ってくる」

『ビールぶっかけてやれ』

後ろで3人のオッパがゲラゲラ笑ってる。


近くまで行くと口をモグモグさせながら、私に気がついたジェヒョオッパ。
その後ろでワインを飲んでるミニョクオッパも。

『A〜!!おめでとう〜』

口の中にまだチキンがあるからよく聞き取れないけど。多分そう言ってくれた。

『おめでとう。ドレスもすごく似合ってたよ』

「ミニョクオッパーありがとう」

ハグをしようとするとミニョクオッパが屈んで、少し距離をあけてハグしてくれた。

『お腹気をつけて』

パッとジコオッパ達の方を見ると、うんうんと頷いてる。さすがだわ!

『Aこれ食べた?』

お皿にお料理を取り分けて持ってきてくれるジェヒョオッパ。
口の端にソースがついてる。
笑いを我慢出来なくてナプキンで拭いてあげた。

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メイベル - 1~5まで全話読ませていただきました!とても面白かったです(^-^)もしよろしければユグォンのお話をもっと見てみたいです!更新お待ちしております(_ _) (2019年12月28日 16時) (レス) id: 398ec1baa9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らん | 作成日時:2017年1月9日 23時

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