百花繚乱～ありのままの自分で～《文化祭編 5》 (ページ6)

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文化祭一日目 32 ページ6

～陽稀side～

教室にカバンを取りに行って結凪の話が終わってから、俺たちは帰った。

陽「なぁ、牧村たちと帰らなくて良かったのか？」

『いいよ。陽稀と帰らなかったら、今の陽稀と同じこと胡桃たちから言われそう笑』

そう言いながら、結凪は冷凍庫で冷やしておいたアイスを食べた。

美味しそうにアイスを食べる結凪をみて、俺はいつもの結凪に戻ったと少し安心した。

陽「そういえば、さっき牧村たちがリハに行くか？とか言ってたけど……」

『あぁ。この後、明日のリハに行くの。普段だと17時からなんだけど、今日は先生が開始時間を30分遅くしてくれたみたい』

陽「そっか。じゃあどこか寄ってくか？まだ時間あるし」

『そうだなぁ、あっ！私あそこ行きたい！あの、前に行ったゲーセン』

結凪にそう言われたので、俺たちはゲームセンターに向かった。

ゲームセンターについたら、結凪がなにかに目をつけた。

『ねぇ、あれ取って……』

結凪がそう言って指さしたのは、UFOキャッチャー白いアルパカのぬいぐるみだった。

陽「いいよ、取ってやる」

俺はそう言って、アルパカのぬいぐるみを取ってやった。

アルパカのぬいぐるみを取ってやると、結凪はとても嬉しそうだった。