10 ピオ ページ10
『Aうるさいよ』
まだ機嫌悪い。
「みんなに会うの久しぶりだから」
『もうちょっと静かにして』
「ごめん」
アクセサリーを付けてもらってるテイルに謝る。
「でも」
顔をあげて無表情のテイル。
「怒ったテイルも可愛い〜」
ぶはっ。テイルが吹き出す。
『もう！ほんとにAうるさい！』
あははは
どれだけ怒っても最後は笑ってくれる。
可愛いテイル。大切な友達。
そのとき扉からピオが入ってきた。
黒いシャツに黒いキャップ。反対にかぶってサングラスが乗ってる。明るいピンクの髪が見えてる。
ドキッ
胸が高鳴る。こんな言い方恥ずかしい。でもほんとにドキドキするの。ピオをみるだけで。
『ヒョン！ヌナ！』
お馴染みの低音で挨拶してくれる。
「ピオ」
そう言いながら軽めのハグ。ピオの背は高いから首に手を回すには背伸びしなきゃだめ。
『ヌナ、来てくれて嬉しいです』
「ピオだけだよ、そんなこと言ってくれるの」
「テイルにはさっきから、うるさいうるさい言われるし」
『だってまじでうるさい。またミニョクに抱きついてたし』
「みてたの？」
『みえたの！』
『あー、寒い。冷たい。アクセサリーあっためて」
ピオがテイルのブレスレットに息を吹きかけて温めてる。
『これからはアクセサリーあっためて』
『はい、分かりました』
そんなやりとりしてる。
ほんとに
「ピンクめっちゃ似合うねー」
まじまじと見ちゃう。
「ほんとにキレイ。いいなーこんなにキレイで。ピオかっこいい！」
顔のそばでじろじろ見てたからか、ピオが顔を赤くしてる。
『ヌナこそキレイです.ほんとに』
「えっ？」
『Aヌナはキレイです』
そう言われて目があう。
だめだめだめ、赤くなる顔をとめられない。
「あ、ありがとう」
ピオの側から退散！
スマホをさわってるミニョクのとなりにイン！
『ヌ〜ナ〜』
絡みつく私に呆れ出るミニョク。
「だって」
『俺にじゃなくてピオにしたらいいじゃん』
「むりっ！」
『なんで(笑)』
「かっこよすぎる」
『俺に対してひどくない？』
「ミニョクだってかっこいいけど」
『ピオだと無理なの。ドキドキする』
顔を上げるミニョク。
私は2人から隠れるようにミニョクにくっつく。
フッとミニョクの笑う声が聞こえる。
『ピオがくるよ』
「えっ」
腕を引かれる。引っ張られてピオに抱きついてしまう。
「ぴ、ピオ？！」
『ヌナは！ミニョギヒョンにくっつきすぎ！だめ』
「だめ？」
『だめ！ヒョンも怒ってる』
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らん(プロフ) - すーんさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです。中々思うように出来ませんがまた見てください。ありがとうございます (2016年8月20日 1時) (
レス) id: be474ec87e (このIDを非表示/違反報告)
すーん(プロフ) - ハマりました！更新まってます！ (2016年8月20日 0時) (レス) id: dc57f5d664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らん | 作成日時：2016年8月17日 0時
