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26 ピオ ページ26

『A?』

顔をプルプルっと振って抱きついてくる。
いやぁ、ちょっと。おい。やばいから。

なにも言わない離れない。
顔をポリポリとかく。

『俺、Aのことずっとすきだったんだ』

小さい体を抱きしめて耳元で囁く。

「きゃあっ」
Aが顔を真っ赤っかにして顔をあげる。
離れようとするから離れられないように力を入れる。

「ジ、ジフン」
『なに?』
「ほんとに?」
『ほんとだよ』
「今日のジフンなんか変」
まだ離れようと抵抗してる。
ぎゅっと力を入れて俺の体にくっつかせる。
『俺はずっとAといたら変になるの我慢してた』
『Aは?』






やっぱりジフンはなんだかおかしい!
すっごく色っぽい顔をして"好きだった"なんて。ほんとに?それにすごく男らしい。
ジフンに繋がれてる手を見て心臓が高鳴る。
ジフンっぽくない胸元の開いた服も私をドキドキさせる。

「ジフンといるとドキドキするの」
「今日だってジフンじゃないみたいだったし」
「でも、かっこいい人がジフンならいいなってすごく思ってた」
「ジフンのこと...」

ジフンの顔を見上げる。
ジフンの顔も赤くなってる。

きゅん
その顔がすごく可愛く見えて胸が高鳴る。

自分の気持ちがこんなにすぐ分かるなんておかしくなる。
ふふっ
思わず笑みがこぼれる。

「ジフンのこと好き!」
「わたしのそばにいて」

どうしたって唇には届かないから頬にチュッとキス。

『うわぁ!』

ジフンの驚いたような顔。目を丸くしてる。
ふふ

さっきまであんなにかっこよくてドキドキしたけど、隣にいるのはいつものジフンみたい。

「ね、帰ろっか」
「どっちの部屋に帰る?」

そう言って手をつなぐと

『俺の部屋』

顔を真っ赤にしながらジフンが言う。

「なにその顔」
笑いがとまらない。
「やらしー」
『やめろよー!』

ジフンが顔を隠しながら笑ってる。

ジフンの笑ってる顔を見て、あぁ私の居場所はここなんだなって思うと嬉しくなった。


「お風呂も一緒に入る?」

『ほんとに入ってやる』

「やだー」

『A。好きだよ』

「わたしも」

『も1回ポッポして』

「いーやー」

「ね、ジフン」

『ん?』

「可愛いね」

『可愛いっていうなよー』


ゲラゲラ笑いながら2人で家まで帰る。


これからも2人でずっと笑えたらいいな。

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らん(プロフ) - すーんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです。中々思うように出来ませんがまた見てください。ありがとうございます (2016年8月20日 1時) (レス) id: be474ec87e (このIDを非表示/違反報告)
すーん(プロフ) - ハマりました!更新まってます! (2016年8月20日 0時) (レス) id: dc57f5d664 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らん | 作成日時:2016年8月17日 0時

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