完璧主義者は生きづらい【stxxx】

７話 ページ7

Aside

ゆらゆらと揺れる感覚に目が覚める

「んっ、やっと起きたか」

目を開けるとそこにはピンク髪の多分先輩

どこかで見たことのあるようなのだが

それが誰だったかは思い出せない

「あっ、あのお名前はっ」

怖くて過呼吸気味になってしまったが

ピンクの人は分かったのか

「俺の名前はさとみ。さとにぃ

　とでも呼んでな」

僕が女だったらすぐ堕ちていただろう

爽やかな笑顔で笑いかけてきた

「さとにぃ...あれっ？」

どこかで言った事のあるような名前

中学の時何かで関わった気がする

「ん？どうした？」

首を傾げながら覗き込んでくる

なんだっけ...どこかで会ったはず...









莉犬side

Aが起きる前、さとみくんが

「莉犬、お前がやろうとしてる事

　俺には分かるぞ。協力してやろうか？」

と言って来た時は口から心臓が

飛び出すかと思った。

勿論俺がやろうとしている事が

周りにバレれば人生は終わる。

1人で悶々と考えているとふと、

さとみくんがAを抱き抱えている

のを思い出し、チラッと見てみる

「っ！！！」

そこには狂った愛情を持つような目で

Aを見ているさとみくんがいた。

そんな俺に気づかず、

サラサラのAの髪を

指で掬っては手櫛するかのように

撫でていた。

そういえばなーくんとるぅとくんを

置いて来たまま、ここまで来てしまった

ころちゃんとジェルくんは

帰り道が違う為一緒には帰れない

あぁそろそろAが起きるから

一旦今の事は忘れてしまおう









猫兎の方が軽くスランプに

入ってしまったのでこちらの更新が多く

なってしまいます。多分2、3日で終わると思います

次回もお楽しみに！！

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