完璧主義者は生きづらい【stxxx】

２６話 ページ26

さとみside

久しぶりに人の血を飲んだ

１年振りかな？なんて思いながら

Aの指を吸っていると

「Aくん♡いただきますね♡」

るぅともAの指を切り口をつける

「あ"ぁ"っ！！いやだっ！！」

２人から血を吸われるのは苦しいのか

目に涙が浮かんでいる。

そんなAに莉犬が近寄り涙を舐める

「ふふっ♡A美味しいよ♡」

こんな１人の男に４人の男たちが群がり

体液を飲んでいるなんて光景

他にはないだろうなんて思う。

「う"っ！！いだぃっ！！」

「んっ♡Aの肌は美味しいな♡」

「やっぱり僕の目は間違ってないね♡」

さっきよりも暴れ出したAを

不思議に思いころジェルの声がした方

を見てみると、

Aの太腿とふくらはぎに噛み付いて

いる状態だった。

「ほんとっ、みんな狂ってるね♡」

なーくんがそんなことを言うが

俺はなーくんが1番最初に狂っていたと思う

あのAと出会ったあの日から．．．

「ん"っ！！ぐる"じっ！！！」

なーくんがAの首を絞めたのか

手を止めるため握ろうと

腕をバタバタとさせるが

勿論俺とるぅとが抑えて舐めているため

なーくんの腕を掴むことができない

「あーあっ♡もうほんとにかわいっ♡

　意識あるの辛いでしょ？

　大丈夫だよ♡今から飛ばしてあげるから♡」

「A愛してるよ♡」

そんな言葉を耳元で言えば顔をこちらに

向けて目から涙を零している。

「さとにぃ、たすけて、」

もう苦しいのかさっきよりも

暴れていない。

だけれどここで意識を飛ばさないと

苦しいのはAなので

「ごめんね♡むーり♡」

と言う俺はとてつもなくいい奴だろう。

だってこれもAのことを

本当に愛しているから

できることなんだからな♡

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