猫兎系男子はいちごの王子！

りくえすと　夏祭り ページ14

さとみside

「さとみ、いちご飴買って？」

そーまが俺にいちご飴をねだってくる

そう俺達は近所の夏祭りに来ている

「なーくん、僕焼きそば食べたいなぁ？」

るぅとがなーくんに焼きそばをねだる

そーまとるぅとを見ていると兄弟に見えてくる

「さとみぃ、早くころジェルんとこ行こー」

莉犬も来てわちゃわちゃし始めた

「あー静かにしろ！なーくん！るぅとー！集まれー！
　そーまも...ってどこいった！？」

気がついた時には俺達の側にそーまがいなかった

恐らく周りの人の波に呑まれてはぐれたのだろう

「あれ、そーまくんは？」

俺の次に気づいたなーくんは焦り始めた

「えっえっ、そーまくん？どこ！？」

るぅりーぬは涙目になり始めている

どうしたもんかなぁ









そーまside

僕は今すとぷりメンバーと夏祭りに来ています！

しかし！どうしたことでしょう！

迷子になってしまいました。

こんな事言ってますけど泣きそうです...

とりあえず近くにあったトイレに逃げ込んだ

さとみがくるのをまっていることにしたのだが...

「君、此処は男性トイレだよ。女の子は向こうだ」

なぜか女の子だと思われている

「あの、僕男です...」

今まで何回か間違えられたことはあるが慣れない

「本当かい？おじさんが確認してあげるよ」

ゆっくりと近づいてくる、おじさんの手が

僕のシャツの中に手を滑らせてくる

気持ち悪い、触らないで

声を出そうにも出せない。

助けて、なーくん、ジェル、さとみ、ころん、るぅと

莉犬、みんな...

「気持ち悪い手で触んな、クソジジィ」

聞き慣れた声がした

「ころ、ん」

おじさんを追い払い僕の方へ来て

バチンッ！！

僕はころんにぶたれた

「なんで勝手にはぐれたんだよ！」

数回しか聞いたことのないころんの怒鳴り声だ

「ごめん…」

ただ謝る事しか出来なかった

「A！、よかった、無事だったんだな」

さとみも来てメンバーのところへ戻った

戻ってからはなーくんにお説教されました

足が痺れて痛かったです。








夏祭りも終わり皆で帰路についていると

「その、そーまさっきは叩いてごめん」

ころんは捨てられて子犬のような目をしていた

「いや、僕も悪かったから。こっちこそごめん」







そんな僕達を見ながらメンバーが笑っていたのは

また別の話






　
　







久方ぶりのリクエスト！

次回もお楽しみに！

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