『パパ』があいつで、私が『ママ』で・・・・？３【霧野蘭丸】 (ページ32)

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９５　タイミング。ページ32

宵一「ちょっとぉ、なんで固まってんのさ、A！」

そういいながら、片手で、私のほっぺたをふにふにする幼馴染。
・・・空気読もうよ、ねぇ？？

そう、心で願うが・・・宵一は、あくまできょとんとしている。

だって・・・鈍いですから←

そんなとこに、
救いの手をさしのばしてくれたのは、親友・・・水鳥。

水鳥「西野空・・・だっけ？

なんかさ、Aが、浮気と誤解されて、
彼氏様に睨まれて『蛇に睨まれた蛙』状態になってっからさ？

離してやってくれないかぁ？」

にやにやを隠しきれてない水鳥さん←

宵一「えーっ！？Aに、彼氏いるのーっ！？

てか、顔赤いよどうしたの～」

・・・宵一のからかいは、天下一品。

わざわざ、耳元で囁くように言ってるし・・・
私は誰が見ても分かるくらい、赤くなる。

宵一「で・・・Aの彼氏は誰かなぁ？

僕の許しがない限り・・・付き合えないよ？」

A「いやいや・・・なんでっ！？」

宵一「僕は、Aの保護者だよ？」

A「どっちかといえば、私が保護者だよっ！！」←

宵一「ま、まぁ・・・その辺はどうでもいいよ！

話そらさないでよねっ！」

宵一の言葉に・・・私は、ちらり。と蘭丸の顔を見つめて、

もごもごと言う。

A「・・・・蘭丸」

宵一「え～っ？誰誰～？聞こえない！」

嘘つけ←

にやにやしてるよ、幼馴染君。
マネジ諸君。

・・・そろそろ何の話してるかくらい気付こうよ、天河原キャプテン←

A「蘭丸っ！霧野蘭丸っ！！！

そこのピンクのツインテっ！！」

真っ赤になりながら、言いきると・・・
宵一が、本気で驚いたように口を開けた。

宵一「えっ・・・

A、霧野くん嫌いじゃなかったの！？」

・・・・そういや、宵一に何度か愚痴ったっけ・・・。

A「い、いやっ・・・その、色々あって！」

宵一「・・・よしっ！A、今日から僕の彼女ね！」

A「どうしてそうなんの！？」

宵一、わけわからん←

A「喜多君、へるぷみー！」

一番「え・・・あ、うん、わかった」

分かってないよね、この子・・・絶対わかってないよね！？
現に、私と宵一のこと見つめてるだけだし！

「Aと、霧野いるか～？」

天からの(？)声が聞こえた。

A「守にぃ！！」

円堂「なんか・・・夏未がよんでる」

・・・・お姉ちゃん大好き！！！←