『パパ』があいつで、私が『ママ』で・・・・？３【霧野蘭丸】 (ページ22)

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８５　誰にも必要とされてないのであれば・・・ページ22

未来「それが始まって一週間くらいは

・・・未来、比較的に倉間君と一緒にいたわけ」

『小暮咲と一緒にいるとアレだったし』
と、つぶやく美羽さん。

・・・帰るときだけ一人になるからレントと帰っていた。

と、説明をくれる。

未来「まぁ、その週のある日・・・」

～～～～～～～～～～～

未来「レント、帰＿＿＿＿＿」

『レント君、一緒に帰ろう♪』

レント「え・・・でも、俺、未来といつも帰ってるし・・・」

『えぇ？たまにはいいじゃん～！！』

『ほら、行こう行こう！』

レント「でもっ・・・！」

『いいからいいから！！』

レント「あ、あぁ・・・」

～～～～～～～～

未来「・・・まぁ、それは仕方ないとは分かってるよ？

未来がそう言われてても帰らずをえなかったもん、きっと」

もう、
私達・・・私と蘭丸に話してるより、
レントに言いかけるようになっている美羽さん。

未来「でもさ・・・その次の日から、

女の子たちが
いつもそんな感じのことばっかりやるようになって・・・

未来は、本当にクラスの誰からも相手にされなくなっちゃったんだよね」

いわゆる、『孤立』状態。

・・・もし、私だったら＿＿＿＿。

自分自身のだったらと考えて見ると身震いする。

未来「でね、一度は、このまま必要とされてないなら

死んじゃったほうがいいのかな？って、そう思った。

で、放課後に屋上に上がった時・・・何故か先客がいたの。

隣のクラスで、小暮咲の親友、

倉間君がいた。

でね、倉間君・・・未来になんて言ったと思う？」

『小暮咲を信じてやってくれないか？』

未来「・・・未来ね、初めてみたんだ、倉間君の真剣な顔。

いつも、小暮咲とふざけてるとこしか見たことなかったから＿＿＿＿」

そんな、典ちゃんの真剣な言葉を信じて・・・
荷物を取りに教室に戻ったという美羽さん。

未来「・・・でもさ、その時みちゃったんだよね・・・未来」

美羽さんは、じっとレントを見つめている。

そして、レントに向かって口を開いた。

未来「何を見たか気になるでしょ、小暮咲。

教えてあげるよ・・・・」

美羽さんが、レントに歩み寄った。

未来「お望み通り教えてあげる。

未来がみたのはね・・・

この事件の主犯の有里香と、

＿＿＿＿＿アンタが、抱きあってるところだよ」