十五羽 ページ15
今日は演錬という事で朝食を食べて腹がこなれる頃に召集された。
「ではこのメンバーで向かおうか」
門の前には石切丸、鶴丸、大倶利伽羅、鳴狐、にっかり青江、そして隊長の私がいた。
門から出るとそこには多くの刀剣と審神者。
「呼ばれるまでくつろいでてていいよ」
順番待ちの券をもらってきた主が座りながら言うと、その後ろに用意されてるベンチに刀剣たちは座った。
私は女の身であるゆえに座らず、側に控えている。
初めてくる演練場に興味が湧く。
辺りを見渡せば美しい姿の神々が通り過ぎ、中には傷を負いながら笑顔で会話している刀剣なども居る。
様々な刀剣男士や審神者の様子を見て緊張する。
やはり女である剣士は私しかいないようだ。
ピリピリと気を張っていくのが分かる。
多くの視線が集まって居心地が悪い。
「姫鶴さんもこちらに座ったらどうだい？」
石切丸さんが椅子の空いている所を示して来たのでありがたく座る。
「緊張しているのかい？」
「あ、いえ。始めてくる場所なので、珍しさにワクワクしてまして」
ハニカミながら言うと少し驚いたようにしていた。
そして主も振り返って「え！？本当に！？」と驚かれた。
鶴丸さんや大倶利伽羅などは数え切れないほど参戦しているし、最近来た刀たちも何度も来ていた。
「良く見えるように隣おいで」
と主に言われて渋々隣の床に跪坐(きざ)する。
そうじゃないんだけどなぁ、と言いつつも前の人たちの試合を観戦する。
同じ刀剣同士で戦うなんて変な気分だと思っていたらついに順番が来た。
女がいる！！とざわつく会場を無視する。
顔隠しをしているものの、体型やしぐさで分かってしまう。
「…偵察お願いします」
「逆行陣、ですね。雁行陣で参りましょう」
「練習でも気を許さぬように」
相手は太郎太刀と次郎太刀、鶯丸、燭台切光忠、歌仙兼定、長曾根虎徹の力技系の面々。
それぞれの相手に向かっていき、刀を振る。
引き分けに近い状態であったが結果的には勝利C。
背が低い分、太刀としての間合いを考えなければ押し負けてしまう、という課題が分かり今日は帰った。
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静原レン(プロフ) - そこの本丸の審神者二人ともいいですかねぇ？やっちゃってぇ？ (2018年5月14日 18時) (
レス) id: 055681bc4f (このIDを非表示/違反報告)
お鶴 - 続きが気になる！ (2017年9月30日 22時) (レス) id: 0c420347ac (このIDを非表示/違反報告)
匡(プロフ) - 早く鶴さんと幸せになって欲しい(´･ω･`) (2017年9月30日 22時) (レス) id: 883bce3052 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと - おもしろいです!更新頑張ってください！(*^-^*) (2017年9月30日 19時) (レス) id: f8ef116a38 (このIDを非表示/違反報告)
かめ☆ピス(プロフ) - 姫鶴ちゃん、頑張って！！きっと大丈夫ですよね！続きにとっても期待してます！頑張ってください！鈴城め！恨んでやるー！(`´) (2017年8月14日 21時) (レス) id: 7fd7f882ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭兎 | 作成日時：2017年2月23日 2時
