職場体験・後１２ ページ12
in夢主
ス「偽物…」
ヒーロー殺しから今までで一番の殺気が出てくる。
ス「正さねば…誰かが…血に染まらねば…！」
出久くんが…飯田くんが…轟くんが…プロヒーローたちが…奴に圧倒されている。
ス「英雄を取り戻さねば！！」
その言葉にエンデヴァーさんが後ろに下がる。
英雄か…
ヒーロー殺しが一歩踏み出す。同時に皆が後退する。
ス「来い…来てみろ、偽物ども…ヒーローは、英雄は、見返りを求めてはいけない…英雄は自己犠牲の果てにある称号だ…」
私の後ろからすごい怒気をまき散らしながら、三つの影が飛び出る。
ス「俺を殺していいのは本物の英雄…オールマッ！！！」
ヒーロー殺しはそれ以上は何も言えなかった。
だって…
モードレッドが後ろから剣を首に当て、ビリーが横から銃をこめかみに当て、こめかみ前から蘭陵王が剣を心臓に向けている。
モ「お前…これ以上話すな。次口を開けば、俺たちは俺たちを制御できなくなる。」
ヒーロー殺しの殺気を上回る3人のサーヴァントの怒気は空間を支配する。
出久くんはもう気を失う寸前だ。
ス「俺を殺していいのはオールマイトだけだ…」
それだけの脅迫を受けて、それでも尚、口を開くヒーロー殺しは凄いと思う。
モ「そうか…それじゃあ、死ね。」
淡々と作業をするように言い切ったモードレッドはヒーロー殺しの首に当てた剣に力を込めた。
ビリーは引き金を引こうとし、蘭陵王は狙いを定めたように剣を前に突き出す。
あぁ、奴は助からないだろう、誰もがそう思っただろう。
「令呪をもって命ず。やめろ。」
寸止めだった。ヒーロー殺しは死んではいなかったが動かなかった。
3人はそれぞれの武器を引いた。
後から教えられたけど、この時ヒーロー殺しは気を失っていたらしい。
それは3人の怒気にやられたのか、路地裏の戦いでのダメージが出たのかは定かではない。
しかし、あの時のヒーロー殺しの殺気は本物で、怒りで突き動いたカルデアの3人とその行動で我に返った私以外、誰もが呪縛にあったように動けないでいた。
後に出久くんから言われた、あの時の3人の寸止めはその一瞬まで本物の様だったと。
何度も世界を救った自分たちのマスターがカルデア以外の人々から賞賛も何も受けずに命を散らした。
そんなマスターの前で『自己犠牲の果てこそが英雄』なんて言われたら、勿論、そうやって座に召し上げられたサーヴァントがいようとも、サーヴァント達は絶対に怒ると思います。by作者
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RAiN - マイフレンドが好き？しかもアスクレピオスも好き？同士ですか！握手しましょう(ｽｯ (2020年4月24日 14時) (
レス) id: 12b41fccb0 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - なのはさん» 映画の事でしたか！失礼しました。映画の方は小説も円盤も持っていないので書くかは未定なんです。多分書かないかなと思っています。 (2019年12月18日 17時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - いいえ、二人の英雄はヒロアカのムービーです。 (2019年12月17日 19時) (レス) id: f0491c9bba (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - なのはさん» コメントありがとうございます。更新頑張ります！「二人の英雄」については存じ上げないので、多分どなたかと勘違いされてませんか？ (2019年12月17日 18時) (レス) id: a10d3b18e2 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみです！もしできれば、二人の英雄も書きください。 (2019年12月16日 17時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2019年3月13日 18時
