手荒い歓迎 ページ13
「Aっっっっっっっ!!!!!」
「わっ!!!???」
皆の溜まり場と化した剣城の部屋の戸を開けると、いきなり狩屋に抱きつかれた。
そのせいで離せ変態と言う間もなく、勢い余って狩屋の下敷きになる。
「いきなり居なくなって心配したんだからなっ!!
これからは俺が守ってやるから!!」
「狩屋……。」
いつもより少し甘えた雰囲気の、けれど必死な顔に、不覚にも心を奪われてしまう。
雰囲気はそのまま、狩屋はねだるようにあたしの首筋に顔を近づけ
牙を突き立て……
「させるかよ!!!!」
「ぐっ!!??」
あたしの膝蹴りは、丁度狩屋の腹にめり込み、そのまま狩屋をどかした。
狩屋は蹴られたのに、笑顔のまま呟いた。
「甘えたらコロッとオチるかと思ったけど……
やっぱりガード堅いな。」
「当たり前。」
狩屋の憎まれ口もどこか心地よく聞こえるのは
きっと狩屋があたしを心配してくれたから。
「……狩屋ぁ、お前何Aの血を吸おうとしてんだ、あぁ？」
…隣の人は違うらしいけど。
「霧野、Aが戻ってきたんだ
喧嘩は止めないか？」
殺気だつ蘭丸をなだめたのは部屋の奥にいた神童。
「……まぁ、神童が言うなら。」
しぶしぶ蘭丸が引き下がると、神童はあたしを見た。
「……お疲れ様。」
「……ありがとう。」
その一言で、神童の沢山の気持ちが伝わってきた。
だからあたしも沢山の気持ちを込めて短く返事を返した。
「…あれ、剣城は？」
「京介ならさっき首長のとこ行った。
…まぁ、ブラコンだから仕方ないか。」
剣城にも沢山迷惑をかけたから後で謝ろうと心に決めたとき
部屋の戸がノックされた。
「剣城、戻ってきたのか……？」
あたしは首をかしげながら戸を開けると。
そこにいたのは
「シュウ……!!??」
ほんの少しの間だけ恋人だった、聖獣使いだった。
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千桜(プロフ) - Nakamahina0805 (2019年6月12日 20時) (
レス) id: 0d6cf0666b (このIDを非表示/違反報告)
ユッカ - ものすっごく感動しました！！すっごく好きです// (2014年1月7日 9時) (レス) id: 042c3de7ef (このIDを非表示/違反報告)
*ももらんま* - 続編希望です！！この小説すごく好きです///萌えてます///続編まってます(^^) (2013年9月7日 14時) (レス) id: a263b771fc (このIDを非表示/違反報告)
闇猫(プロフ) - 遅いかもしれないけどLINEIDです。yamineko1026です！良かったらいれてください！LINEの名前は蓮藍@厨二病@奈月です (2013年8月31日 20時) (レス) id: 3e9341991a (このIDを非表示/違反報告)
藍苺(プロフ) - 初めまして！！続編読みたいです！！失礼ですが、番外編の続編も読みたいです！！ (2013年8月1日 0時) (レス) id: 45daca7612 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬令瑠菜 | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/runarunaterulove/
作成日時：2013年3月28日 18時
