十二話 ページ13
いそいそと出て行った工くんを追いかけるように皆が体育館から出る。
次は梟谷だ
『そろそろお昼の時間ですよー…って、何があったんですかこれは…』
赤「あっ、風下さん！丁度いいところに…！」
見ると、置いてあった修理中の机の下に木兎さんが体育座りの形で入っている
木葉さん達から聞いた話によると
練習試合で中々スパイクが決まらず、しょぼくれてしまったのだそう
葉「よくあることなんだけどなー」
猿「今回は俺たちじゃダメそうだわ」
赤「風下さん、何とかしていただけませんかね…」
なんて無茶ぶりだ…何とかって、そうだな…
私は正面にしゃがみこんだ
『木兎さん…どうしたんですか？』
落ち込んでいる人をどうにかするには、まず話を聞くこと
木「…今日さ？ブロッカーにさ？いっぱいつかまっちゃってさ？〜〜〜が、””””で」
小「(幼稚園児とその先生みたいだ…)」
『そうだったんですね……
そうだ！木兎さんが元気になってくれれば、一つだけお願い叶えて上げます！』
下手くそな演技だったが効いただろうか
木「マジで！？ヘイヘイヘーイ！おねーさん最強！！」
いきなり机から飛び出して腕を高く上にあげる
良かった、とホッとしたのもつかの間。
葉「ちょ、木兎テメェ！！」
いつのまにか私は木兎さんの腕の中にいた
目の前には大きな胸板。
『ちょっ！木兎さっ…！』
力強く抱きかかえられているので声は届かず、離れず、びくともせずの三銃士
苦しいので胸板を叩きまくってたら、いい加減気付いたのか離してくれた
赤「か、風下さん…大丈夫ですか…」
すかさずふらついた私を支えてくれた
『あ、I'm ok…Thank you very much….』
息が絶え絶えになりながら混乱した頭で感謝を伝えた
赤「(何故英語？)木兎さん！急に女性に抱き着くなんて…セクハラもいいところですよ！」
木「あかーし！？ちがっ…そーゆーつもりじゃなくて！！」
『ワ、ワタシ、ホカノガッコノヒトタチモヨンデキマスネ…アハハ…』
私は逃げるように体育館から出て行った。
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水無月のぞみ - 『頼見』って白鳥沢のもう１人のセッターだよね？それなら『瀬見』だよ。 (11月2日 19時) (
レス) @page20 id: ba8b16685c (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - 如月さん» 有難うございます！！更新じゃんじゃんしていきますね！ (8月21日 21時) (レス) id: d40e46e539 (このIDを非表示/違反報告)
如月 - とっても面白かったです(*´﹃｀*)続きが気になります！応援してます！ (8月21日 20時) (レス) @page30 id: a09d72e675 (このIDを非表示/違反報告)
rann(プロフ) - Wolf @ 元フェアリーさん» コメントありがとうございます！とても励みになります！更新頑張るので、これからもこの作品をよろしくお願いいたします！ (8月21日 1時) (レス) id: 22b59ed309 (このIDを非表示/違反報告)
Wolf @ 元フェアリー(プロフ) - お母さん買収って言っちゃってる･･･w お話凄い好きです！無理しない程度で頑張って下さい！ (8月20日 16時) (レス) @page2 id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にんにくん x他2人 | 作成日時：2023年8月9日 16時
