デート (緑橙) ページ9
丸子side
今日は大倉とデートの日。
記念すべき初デートやねん!
女の子にとって初デートは一生の思い出やから、気合いを入れてけよって、お兄ちゃん(隆平)に言われた。
だから、せめて洋服だけはと思ってファッション雑誌をめっちゃ参考にした。
結局ほぼファッション雑誌のまんまっていうのは秘密やけど。
この格好見てなんて言ってくれるかな、なんて期待して待ち合わせ場所に行けば、もう既に大倉がきていた。
そこで珍しいこともあるんやなあと思った。
いつもは待ち合わせなんて10分遅れは当たり前やのに。
「大倉ー。待ったー?」
「めっちゃ待ったわー笑
おお、丸子、なんか今日の格好…」
その時丸子はきた!と思ってしまったのだ。
この人のデリカシーのなさを知っていたのに。
「な、なに?」
「なんかファッション雑誌参考にしましたって感じの格好やな、あははははは。」
そうですけど、何か!?
思わずむすっと頰を膨らませた。
もー、女の子がかわいい格好してきたら、他に言うことあるやんか!!
「何、膨れてるん?」
「べつにー。で、どこ行くん?」
少し拗ねながら言う。
少しくらい拗ねたってバチは当たらないだろう。
「最近できたらパンケーキ屋や!」
「え!!あの学校の近くにある?」
「おん!」
以前、章子とそこの話をしていて、行きたいと話していた場所だ。
「わあー、嬉しい!」
「そんじゃ行くでー!」
パンケーキ屋さんに着くと甘いいい香りがしていた。
私はいちごがたくさん乗ったパンケーキを頼んだ。
でも、大倉はパスタを頼み始めた。
あれ、自分、さっきパンケーキ屋とか言うてたやんな?なんでパスタ食べるん!?
そう思ったのが顔に出ていたのか、大倉は目を気まずそうに逸らした。
「…おれ、甘いもん苦手なんやもん。」
「え!?じゃあなんでこの店…」
大倉は恥ずかしそうに口に手を当てて言った。
「ヤスから丸子がここに行きたい言うてるって聞いたから…」
それは…つまり…
「私のためってこと?」
「まあ…そうなるな…」
と耳まで赤くしてわたわたした大倉が珍しくて、なんかかわええなあなんて思った。
「ふふ、ありがと、大倉。」
「おん…」
頑張った服装は大倉の言葉によって失敗してしまったけれど、その後も初デートは大倉のおかげでめっちゃ楽しくすごせた。
めっちゃ色々考えて計画を練ってくれていたらしい。
お兄ちゃん、どうやら丸子の初デートは一生の楽しい思い出に残りそうだよ!
133人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らん(プロフ) - 隆平Loveな緑紫黄さん» ありがとうございます!倉丸は最後にするつもりなので、もう少しお待ちください!なるべく早く仕上げられるように頑張ります!! (2017年7月21日 8時) (レス) id: 422b7cfaaf (このIDを非表示/違反報告)
隆平Loveな緑紫黄(プロフ) - 倉丸が大好きです♪早く二人の馴れ初めが読みたいです!頑張って下さい。 (2017年7月20日 22時) (レス) id: 61001947e3 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - ねこ。さん» わあ(*'▽'*)そう言って頂けると嬉しいです、ありがとうございます!私も気まずいコンビ好きなんですー!これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年7月20日 14時) (レス) id: 422b7cfaaf (このIDを非表示/違反報告)
ねこ。 - この作品大好きです!読む度に胸がドキドキします...(*´˘`*)わたしは特に気まずいコンビが好きです!これからも頑張ってください! (2017年7月19日 0時) (レス) id: f3f81c6995 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます!続き頑張って書いていきたいと思います、これからもよろしくお願いします! (2017年7月5日 22時) (レス) id: 422b7cfaaf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らん | 作成日時:2017年5月18日 22時