ボーイズトーク ページ19
亮side
彼女たち、みんなでご飯を食べに行くと言って、先に帰ってしまったため、大倉とまると俺は教室でダラダラと駄弁っていた。
「どっくんー、おる?」
「あれ、横山くんやん、どうしたん?」
「バスケ部はー?」
「今日体育館の整備でなくなってん。それよりもどっくんさー、」
ニヤニヤしてる横山くんをみて、なんか嫌な予感すると俺は感じた。
こういう時の横山くんってろくなこと言わへん。
「遂にすば子とちゅーしたんやってー?」
「げほっ」
嫌な予感的中。
思わず俺は咳き込んでしまった。
まるが優しく背中をなでてくれてる。ありがと、まる。
「どこでしったん!?それ!」
「てか、まだしてなかったん?」
「大倉、うるさい!!」
「えーーー」
「すば子から聞いたでー、機嫌よくて村子にべったりやったからどうしたん?って聞いたら、亮とちゅーした!って」
「何言うてるん、あの人は!!」
嬉しいような、恥ずかしいような変な気持ちになる。
「裕ちん、それ言うためだけにきたん?」
「いや、ちゃうちゃう。すば子、珍しくニコニコしとったから気をつけた方がええよっていう伝言。」
「…あー、了解…」
「あー、すば子ちゃん、モテるもんなあ」
そうやねん。
しかも、モテてる事に無自覚で、対処できないことがさらに厄介やねん。
普段はそこまで表情豊かやないし、人見知りやから基本仲良しな人としか話さへん。
だから、高嶺の花的な感じで、同じ学校では話しかけられる事すら少ないんやけど。
こういう笑顔が多い日とかは、毎回変な虫が出てくる。
「ていうか、亮ちゃんまだキスしてなかったんやね。」
「なんでまる、その話に戻したん!?」
「いや、1年近いのにまだキスなんやなって」
「でも!大倉はまだしてへんやろ?」
「え?したよ?」
「まじでええ!?」
思わず叫んでしまった。俺は一年近くかかったのに…
「なんかおもろいなあ。そういや、あんまみんなのそういう話聞いた事ないもんなあ。」
横山くんが笑いながらそう言い出した。
そういえば、あんまり聞かんかったかも。
「まー、女子じゃあるまいし、あんまり恋バナなんてせえへんやろ。」
「ははっ、せやな。なあ、女子にならって恋バナせえへん?」
確かに今までそんな話題になったことなかったからそれは面白いかもしれない。
みんなもそう思ったのか、全員で横山くんの案に乗った。
さあ、男子だけの恋バナ会、始めようか。
次からまた「」の前に名前つけます!
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らん(プロフ) - 隆平Loveな緑紫黄さん» ありがとうございます!倉丸は最後にするつもりなので、もう少しお待ちください!なるべく早く仕上げられるように頑張ります!! (2017年7月21日 8時) (レス) id: 422b7cfaaf (このIDを非表示/違反報告)
隆平Loveな緑紫黄(プロフ) - 倉丸が大好きです♪早く二人の馴れ初めが読みたいです!頑張って下さい。 (2017年7月20日 22時) (レス) id: 61001947e3 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - ねこ。さん» わあ(*'▽'*)そう言って頂けると嬉しいです、ありがとうございます!私も気まずいコンビ好きなんですー!これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年7月20日 14時) (レス) id: 422b7cfaaf (このIDを非表示/違反報告)
ねこ。 - この作品大好きです!読む度に胸がドキドキします...(*´˘`*)わたしは特に気まずいコンビが好きです!これからも頑張ってください! (2017年7月19日 0時) (レス) id: f3f81c6995 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - 優子さん» ありがとうございます!続き頑張って書いていきたいと思います、これからもよろしくお願いします! (2017年7月5日 22時) (レス) id: 422b7cfaaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らん | 作成日時:2017年5月18日 22時