病気 ページ13
思い切って言った
でも
狩屋「ごめんなさい......諦めてください」
狩屋はしたを向いて言った
諦める?
霧野「な、なんで?」
狩屋「先輩は私といちゃダメなんです」
霧野「だから何で......」
狩屋「ダメなものはダメなんですよ」
何でだよ!
霧野「納得できない!ちゃんと言ってくれよ」
狩屋「私病気なんです」
霧野「病気?」
狩屋「はい。生まれた時から病気でした。
治療法はなくていつ死ぬか分からない病気です。
もしかしたら来年かもしれない、来月かもしれない、今かもしれない。
先輩はそんな私と一緒になんていれません」
霧野「じゃあさ、さっきの告白の返事くれよ。嘘とかなしで」
ポタッ
狩屋「...............っ」
霧野「!!!」
狩屋は泣いていた
狩屋「すきですよ........センパイ......
好きだけど一緒になんていれない...」
狩屋「神様は私に生きる価値がないからこんな病気を与えたんですよ......」
神様はそんな人じゃない
霧野「お前は死なない!だから俺はお前以外のやつを好きにならない!」
狩屋「な、何言ってるんですか!私死ぬんです!先輩のこと好きだから幸せになって欲しいんです!」
霧野「死ぬ死ぬって!生きる価値がないって!なんでそんなこと言うんだよ!病気でもこの先いろんな楽しいことあるだろ!お前は死にたいのか!?」
狩屋「あ、私は死にたくないっ...」
俺は狩屋を抱きしめた
霧野「俺は狩屋を絶対に幸せにする一人にしない。
俺は狩屋と一緒にいたい」
狩屋「......うぅっ......」
そして俺たちは付き合うことになった。
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作者名:沙柚木 | 作成日時:2013年9月1日 14時