【東京喰種】×【文スト】【トリップ】喰種少女は文豪の世界にトリップしました。

11話 ページ15

?「貴様、何者だ。」


そのセリフ、さっきも聞いたなー。

ていうか、君、大丈夫？すごい青白い肌だよ!?

血色悪いのかな……






あれこれ考えていると、黒い物体が私に向かって、勢いよく襲い掛かってきた。



ﾋﾞｭﾝｯ





『ﾜｵｯ!!』



ｶﾞｼｯ



『ちょっと、危ないじゃない…かっ!!』



黒いウネウネした物体を、掴むと、そのまま横に放り投げた。






?「っｯ!!!貴様、僕の羅生門を素手で投げるとは…

　 …異能力者か？」





『いや、違いますけど』






そう応えると、前髪切りすぎた君は、一瞬、大きく眼を見開くとすぐに眼を細めた。


ｻｯと1歩、後ろへ下がり……臨戦態勢を整えた。









すっごい、警戒されてるんだけど…



?「貴様、名は…」



『いや、普通は、自分が名乗ってから、人に聞く物でしょ…』


また、驚いたように眼を見開くと、彼は口を動かし始めた。









　







?「僕は、









　









　”芥川龍之介”だ。」

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