ヒロインにはなれない (ページ9)

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「え、ぼっちなんだけど。」

「マジでゴメン笑」

今日はみうは部活、なっちゃんは彼氏の悠仁と帰る約束をしていて、ぼっちな私。

「今日サッカー部オフになったから黒田か深田かうっちーとは帰れんじゃない？」

サッカー部マネージャーのなっちゃんが提案してきた。

「え、最高。黒ちゃーーん今日一緒に帰れるー？」

ちょっと遠くに湧といる黒ちゃんに聞くと、

「ごめーん今日無理かも」

申し訳そうな顔をしながら、両手を合わせて謝ってきた。

「今日のビジュ最高だからいいよーー」

「うっちー誘おっかな」

うっちーは最寄りの駅が近くてたまに一緒に帰る仲。

「今日うっちー休みだよ。」

「びっくりした。深田、急に後ろから話しかけないでよ！」

「そんなにびっくりせんといて笑」

「俺と一緒に帰る？笑」

「えーどうしようかな笑」

「おい！笑」

そんなこんなで深田と帰ることになった。

帰りのHRが終わって、リュックを背負ったら、後ろのドアから

「A準備出来たー？帰るよー」

「はーい。あ、バイバイ!黒ちゃん今日もかっこよかったよ！」

「ありがとう笑Aも今日可愛かったよ」

「すっごいにやけてるよ。」

教室を出てすぐ深田に指摘された。