Fantastic◆ActionーTFー【ファンタビ】

52:行ってきます←2.11更新 ページ6

ニュート「ここから近くの海岸に行くよ」



ニュートはジェイコブを手招きして、トランクの中へ消える。



ジェイコブもトランクにゆっくり足を入れた。




バンティ「…すごいわ」



後ろから囁くバンティの声が聞こえた。



彼女はマグルを初めて見るのか、ジェイコブから目が離せないらしい。



ジェイコブもジェイコブで、ずっと見られていると、居心地が悪い。



ジェイコブは振り返り、精一杯の笑顔を作った。



ジェイコブ「…え、えっと…その＿＿＿＿





・




＿行ってきます」




・・・



トランクを通じて、海岸へ出たニュートとジェイコブは、運び屋との待ち合わせ場所まで歩いていた。



海風が膝の高さまである草を揺らし、ニュート達の髪も揺らす。



ジェイコブ「こんなところに来て…何をするんだ？」




ジェイコブは目を細めながら訊ねるが、この強風では、ニュートに届かなかったらしい。




ニュート「ジェイコブ、三半規管は強い？」




ジェイコブ「え？あ…大丈夫だと思うけど…？」




ニュート「なら、良かった」




しばらくすると、海岸の隅っこに男が立っていた。



男の足元には、なぜかバケツが置かれている。




「ニュート・スキャマンダーだな」




ニュート「はい…これ、約束の代金です」




ニュートはコートのポケットから、お金を取り出し、運び屋に渡した。

53:30→←51:恋人（仮）←2.9更新

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