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28 勝負 ページ28

アシミとツルギの勝負が始まった頃、ナーガとキュウレンジャー達の勝負も始まっていた。

アキャンバーが現れ、暴れているナーガからバランス以外のキュウレンジャーを引き離しながら言う。

「問題です。
ナーガを助けるにはどうしたらいいでしょうか?
……答え、激しい痛みを与えること。
全部忘れちゃうくらいのね!
アキャキャ!」

「律儀に教えてくれて、どうも!」

アリクァムが槍を突き出して言う。
口では感謝を述べているが、内心ではどうせ嘘なんでしょ、そういうの得意だもんね、と悪態をついていた。

それからアキャンバーの相手をしていたが、バランスがナーガにやられ、退却せざるを得なくなってしまった。

「まさか、ここまで強くなってるなんて……リーダーは大丈夫かな」

ナーガでこの強さなら、アシミはさらに強くなっているだろう。

アリクァムはツルギ達の戦場の方向をちらりと見て、思った。

☆☆☆

ツルギはアシミからの猛攻を受けていた。

ホウオウブレードとシールドの両方を使っても、攻撃を捌くので精一杯だ。
闇の力で強化されているからだろう。

だが隙がないわけではない。

感情が高ぶっているせいか、普段よりも動きが大振りなのだ。
隙なく素早く攻撃することを得意とするアシミの鎌ではその動きは仇になっている。

それにつけ込んで攻撃をしていくツルギだったが、一つ疑問があった。

いつまでもアシミが変身しないのだ。

その理由はすぐに分かった。

攻撃を喰らって疲弊したアシミにフェニックス・エンドを放つ。

叫び声を上げてアシミが倒れ、こちらに彼女が落としたキュータマが転がってきた。

何の輝きもない、エンプティのキュータマ。

「アシミ、こいつは……」

「元ヘビツカイキュータマ。
私、もうキュウレンジャーにはなれないわ。
……とどめを差しなさい、鳳ツルギ」

仰向けに転がったアシミが諦めたように笑って目を閉じる。

「断る。
何故なら、お前は再びキュウレンジャーになれるからだ」

開いたアシミの瞳が、何言ってるの、と問うている。
ツルギは言った。

「このキュータマには何も入っていない。
即ち、このキュータマにはまた何かが入れるということだ。
お前が再びその何かを掴めば、再びヘビツカイシルバーになれる」

だから諦めるな。

ツルギはそう言ってアシミを起こし、キュータマを差し出す。

アシミはツルギの手に乗ったヘビツカイキュータマを見つめた。

29 掴んだ→←27 戻れない



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つっつまー(プロフ) - リナっちさん» こんばんは。 お疲れ様! 全然大丈夫だよ。 それぞれの事情とかあるし。 掛け持ち大変だね。 困ったら相談に乗るよ。 私もエグゼイド好きだから、終わっても色々書きたい(笑) リナこそ無理しないでね。 (2017年8月22日 23時) (レス) id: 6cb1a01a88 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - つっつまーさん» こんばんはm(__)mお疲れ様m(__)m更新お疲れ様m(__)m凄いなぁ……。あたし…全然できていない(泣)ごめんね(/´△`\)あと…4本小説完結しません(泣)夏が終わるのにsummerrain終わらない…王子さま〜も終わらない…(泣)エグゼイド終わってもかき続けます!無理しないでね。 (2017年8月21日 22時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
つっつまー(プロフ) - ミュさん» ありがとうございます! これからも期待に添えるように頑張ります。 (2017年8月13日 14時) (レス) id: 6cb1a01a88 (このIDを非表示/違反報告)
つっつまー(プロフ) - リナっちさん» こんにちは。 ジャンル違うのに来てくれてありがとう! 原作は大筋が一緒くらいにしか出て来ないから、気楽に読んでくれればいいよ。 リナも無理しないでね。 お互いに頑張ろう! (2017年8月13日 14時) (レス) id: 6cb1a01a88 (このIDを非表示/違反報告)
ミュ - 更新頑張ってください!!!! (2017年8月13日 8時) (レス) id: 4bb35ed287 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つっつまー | 作成日時:2017年8月7日 23時

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