26 自由人 ページ26
アリクァムには闇に堕ちた兄がいた。
彼女は兄を闇から解放するべく戦ったが、兄は闇に完全に取り憑かれ、アリクァムを道連れに死のうとした。
アリクァムはそれで大怪我を負った。
アリクァムの意識はそこで途切れてしまい、目を覚ました時には怪我がすっかり完治した、全てが終わった後だった。
寝ていたせいで体力は落ちたが、元々サソリ座系は戦闘民族である。
体をすぐに動かすことは容易だった。
アリクァムはベッドから飛び出して辺りを見ると、ここはヘビツカイ座系の星の病院であることが分かった。
聞けば、自分はアシミという名前の政治家の命で緊急に治療を受けられることになったらしい。
アシミが政治家だったのは初耳だが、それよりも気になったのが、看護師が続けて言った言葉だった。
「うちの病院は医療の最先端をいっていてすごく人気なので予約制なんですけど、あの人、権力を使って無理矢理あなたの治療をさせたんですよ。
全く、いい迷惑です」
アリクァムはそれを聞いてすぐにアシミを探した。
彼女とは通信が出来るのですぐに見つかり、職権濫用の罪で身分の剥奪とこの星からの永久追放が決まったことを彼女の口から聞いた。
申し訳なかった。
せめてもの詫びとして、彼女のサポートを出来るだけした。
どこかの星を調査する度にその星の文化などに知的好奇心を爆発させるアシミに付き合って暴走しないように止めたり、ジャークマターとの戦闘で共闘したりした。
その中で彼女のことを深く知ることが出来るようになって、アリクァムは彼女の一番の理解者になった。
理解者になっていく過程で、アリクァムはアシミがただの自由人だと皆に思われていることを知った。
実は住民と話す時に、ジャークマターの存在を教えることをアシミは同時に行っている。
それをアリクァムは知っていたが、アシミとずっといるわけではない他の者が勘違いするのは仕方のない話ではあるのだが。
例外はツルギ。
「住民と会話するなら、ついでにジャークマターのことを教えてやってほしい」と頼んだのがツルギだからだ。
だが、ここで大切なのは、アシミの行動の理解者が少なく、敵と味方で分けた場合は敵が圧倒的に多いことにある。
「アシミの行動を好意的に受け取ってる人は、アルゴ船内じゃ僕とリーダーくらいだったと思う。
もしかしたら、そこにアシミを助ける鍵があるのかも」
アリクァムはそう言って、話を締め括った。
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つっつまー(プロフ) - リナっちさん» こんばんは。 お疲れ様! 全然大丈夫だよ。 それぞれの事情とかあるし。 掛け持ち大変だね。 困ったら相談に乗るよ。 私もエグゼイド好きだから、終わっても色々書きたい(笑) リナこそ無理しないでね。 (2017年8月22日 23時) (レス) id: 6cb1a01a88 (このIDを非表示/違反報告)
リナっち(プロフ) - つっつまーさん» こんばんはm(__)mお疲れ様m(__)m更新お疲れ様m(__)m凄いなぁ……。あたし…全然できていない(泣)ごめんね(/´△`\)あと…4本小説完結しません(泣)夏が終わるのにsummerrain終わらない…王子さま〜も終わらない…(泣)エグゼイド終わってもかき続けます!無理しないでね。 (2017年8月21日 22時) (レス) id: 79a0b77c82 (このIDを非表示/違反報告)
つっつまー(プロフ) - ミュさん» ありがとうございます! これからも期待に添えるように頑張ります。 (2017年8月13日 14時) (レス) id: 6cb1a01a88 (このIDを非表示/違反報告)
つっつまー(プロフ) - リナっちさん» こんにちは。 ジャンル違うのに来てくれてありがとう! 原作は大筋が一緒くらいにしか出て来ないから、気楽に読んでくれればいいよ。 リナも無理しないでね。 お互いに頑張ろう! (2017年8月13日 14時) (レス) id: 6cb1a01a88 (このIDを非表示/違反報告)
ミュ - 更新頑張ってください!!!! (2017年8月13日 8時) (レス) id: 4bb35ed287 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:つっつまー | 作成日時:2017年8月7日 23時