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side幸村
わかってるよ
お前が俺達を信用している事なんかね
だから真田にAを託し
仁王や俺の敵を買ってるんだろう？
お前が信用していると言えない理由は
マネージャーだろ？アイツがいるから...アイツ
が何か握っているから、お前は動くんだろ？
それに...ねぇ蓮二
恐らくお前は昨日の夜
本当にやるべき事を“やらなかった”
仁王が昨夜部屋に戻ってなかったらしい
今朝もぐったりした様子で俺達の部屋に来た
仁王《..野暮用ぜよ》
どうしたと聞いたら、仁王はそれだけ言った
その後にAを見つけたんだ
縄で縛られ、口を布で縛られたAを
テニス倉庫でね
俺の推測だけどさ
蓮二は...Aを隠したんだよね？
マネージャーが何かしらをお前に命じた
従わざるを得なかったお前は、けれど出来ないと
心で悟り...Aを隠し身代わりを作った
頭のきれるお前なら簡単に思いつく作戦だ
不二「幸村？」
「っ...あぁ、何？」
いつの間にか部屋に帰ってたらしい
声をかけられ我に返れば、不二が目の前にいた
不二「矢神君なんだけど」
「Aがどうかした？」
不二「..まだ収まらないみたいなんだ。幸村」
「...わかった。練習には間に合うように何とかするよ」
不二の言葉に返事をし、俺はAのベッドへと
歩み寄る
「A」
Aの名前を呼べば彼はこっちに視線を向けた
「行こう」
けれど首を横に振ってAは拒絶を示す
相当怖いんだろうな..蓮二の事が
「大丈夫だよ。俺がいるから」
優しく言いかけ手を伸ばせば、それを見つめる
「さっさと朝ごはん食べて、元気つけよ？」
『...』
黙っているが俺の手を掴んだAに内心ホッとして、その手を引く
「怖くなったら、これ使いな」
Aに俺のジャージを被せる
「特別に貸してあげる」
『...あり、がとう』
小さく礼をのべたAに微笑みつつ
俺は悲しくなった
あんな生意気で態度の大きかったAが
今では...あんなに大人しく小さい
何故か彼の背中が消えそうで
俺は黙ってAの頭を撫でてやった
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雨宮尋人(プロフ) - 楽しく読ませていただいています。ゆっくりでいいので更新頑張ってください (2019年12月9日 23時) (
レス) id: 41de92e7ca (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ飴 - 日吉和菓子2円さん» ありがとうございます！...そうですか？自分では自信ないので...そう言って頂けると嬉しいです！ (2018年5月17日 14時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ飴 - 瀬名ユズキさん» お返事遅くなりすみません！ありがとうございます！そうなんですね！！...更新頑張ります！ (2018年5月17日 14時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子2円 - 続編おめでとうございます。 幸村君と柳君と主人公の関係が上手く書かれていて、凄いと思います！ (2018年5月6日 10時) (レス) id: 9521c565b3 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名ユズキ(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも楽しみにしています！今、読んでる小説の中で一番好きです！これからも更新頑張ってくださいね！！！ (2018年5月6日 8時) (レス) id: af4c7c79c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンゴ飴 | 作成日時：2018年5月4日 12時
