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side柳
『..き、らい.....だ』
Aから発せられた言葉に胸がズキンと痛む
本人から言われると..こうも傷付くのか
うわ言だとしても辛い
嫌い...か。わかってはいたんだがなぁ
何故だろうか..とても、苦しい
気を抜くと泣いてしまいそうだな
仁王「参謀」
不意に背後から声をかけられる
振り返らずとも分かる。もうずっと共にいる仲間
わからない訳がない
「なんだ」
足は止めず、ふりかえらず言葉だけを返せば
仁王は言った
仁王「わんこの部屋はそっちじゃあないぜよ」
「あぁ、わかってるさ」
仁王「何処に行こうとしとる？」
「何処だろうな」
仁王「..」
仁王の疑いの眼差しが背中に刺さった
「何か言いたいのか？」
仁王「お前さん、何じゃ？」
質問の意味が分からず振り返ると
仁王は腕を組んで俺を見ていた
「...質問の意味がわからない。何とはなんだ」
仁王「悪魔か、それとも牧師か。nightか」
選択肢が訳わからないのだが...
強いて言うならば
「悪魔と契約を交わした愚かな人間だよ」
仁王「ほぅ」
「要件がそれだけならば失礼する。Aを寝かせて練習に戻らねばならないのでな」
仁王「一つ忠告じゃ」
「？」
仁王「悪魔との契約は早う切った方がええ。信用ならんからの」
それだけ言うと仁王はその場を立ち去った
“悪魔との契約は早く切った方がいい”..か
アイツは何か知っているのだろうか
────────────────────
side仁王
忠告はしたぜよ
参謀...決めるのはお前さんじゃ
勘の鋭いお前さんなら、ちょいと考えれば分かる
お前さんに追いつく前
たまたま聞いたマネージャーの声
マネ《うん、いい駒が居てさぁ.....本当にお兄ちゃんの事が好きなんだね..でも馬鹿だよねー、私がお兄ちゃんを見逃す訳ないのに.....お兄ちゃんはいらないよ..うん、うん、わかってる.....うん》
《なんじゃ..なんの話をしとる？》
マネ《最終日に、お兄ちゃんを消せばいいんでしょ？》
《！？》
..あのマネージャーはお前さんを利用しとるだけ
最初から取り引きなどしとらんかったんじゃ
早う気づきんしゃい、参謀
でないと...今度こそ取り返しのつかん事になる
Aを...失う事になるぞ
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雨宮尋人(プロフ) - 楽しく読ませていただいています。ゆっくりでいいので更新頑張ってください (2019年12月9日 23時) (
レス) id: 41de92e7ca (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ飴 - 日吉和菓子2円さん» ありがとうございます！...そうですか？自分では自信ないので...そう言って頂けると嬉しいです！ (2018年5月17日 14時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
リンゴ飴 - 瀬名ユズキさん» お返事遅くなりすみません！ありがとうございます！そうなんですね！！...更新頑張ります！ (2018年5月17日 14時) (レス) id: 4ad624ef5c (このIDを非表示/違反報告)
日吉和菓子2円 - 続編おめでとうございます。 幸村君と柳君と主人公の関係が上手く書かれていて、凄いと思います！ (2018年5月6日 10時) (レス) id: 9521c565b3 (このIDを非表示/違反報告)
瀬名ユズキ(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも楽しみにしています！今、読んでる小説の中で一番好きです！これからも更新頑張ってくださいね！！！ (2018年5月6日 8時) (レス) id: af4c7c79c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンゴ飴 | 作成日時：2018年5月4日 12時
