甘い蜜 【灰谷蘭】

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蘭「Aちゃん行きたいとこ決まった〜？」
貴「んー…蘭さんは行きたいとこないの？」

蘭「Aちゃんとならどこでも♡」
そう言えば笑われる

貴「これじゃあ決まらないね」
蘭「じゃあ入りたいと思ったとこ入ろ♡」

行きたいとこなんて気分で変わるよね
前日に決めてワクワクするのも楽しいけど♡

蘭「六本木なら案内してあげるよ」
貴「蘭さん六本木育ち？」

蘭「そう♡どこでも知ってるよ♡」
貴「じゃあ任せちゃおっかな」

Aちゃんに任されちゃった♡
蘭「任せて♡絶対楽しませてあげる♡」

貴「蘭さんの私服初めて見るなぁ」
いつも夜に逢うから

仕事帰りでスーツだし
アジトで風呂入っても家帰らないからスーツだし？

蘭「かっこよすぎてAちゃん惚れちゃうかも♡」
貴「あー…それはないかな」

蘭「え…蘭ちゃんショック…」
シンプルに傷ついた…

貴「ふふ、もう惚れてるからね」
蘭「…え、Aちゃん好き」

貴「私も好きだよ」
そう言ってくれたAちゃんを抱きしめる

はぁ…いい匂い♡
蘭「楽しみすぎて寝れないかも」

貴「寝不足の蘭さんとデートはやだなぁ」
蘭「すぐ寝る。ずっと寝てる」

クマできた顔でAちゃんとデートは俺もやだ
だってAちゃんと釣り合わないもん

貴「蘭さん髪の毛セットしてくる？」
蘭「Aちゃんはどっちがいい？」

セットしてない方が好きって言ってたよね
貴「どっちも好きだけど…」

俺の髪を触りながら考えてる
可愛い♡

貴「服に合わせて来てほしいな…どっちもかっこいいから選べない」

蘭「どうしよ、Aちゃんにかっこいいって言われちゃったぁ♡」

他の誰に言われるより嬉しい
…てかAちゃん以外は嬉しくない

蘭「嬉しすぎて死んじゃう♡」
貴「死んじゃだめ。死んだらデートできない」

蘭「絶対死なない。ずっと生きてる」
Aちゃんがいるから死ねないなぁ♡

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