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『他の男と一緒にしてんのバレバレなんだけど』
私の首に手をかける。ひんやりと冷たい。
「何、殺すの？」
『殺さねーけど、忠告』
何の？と首を傾げると蘭も一緒に傾げた。聞いてるのは私の方なんだけどな。
外の雨の音がうるさい。パチパチと窓に当たって。
ああ雨は嫌いだ。憂鬱で、足元が濡れる。髪の毛だってまとまらないし。
いい事なんてひとつもない。私の人生と同じように。
「もう殺してくれてもいいよ」
最近はずっとしんどくて。蘭に殺された男を夢で見る。マジックで塗りつぶされたように血まみれで
『何で？』
毎日夢でお前に生きる価値はないと言われてるみたいだった。
『なあ。誰の事考えてんの？』
元彼って言ったらどうする？
蘭が殺した男って言ったら。
「怒る？」
『怒んないけど』
と言いつつも私の首にかけてる手の力が強まる。少しだけ圧を感じて息がしづらくなる。
『オマエさ、俺の事だけ考えとけばいーのに』
蘭はやっぱり辛そうだった。
「何かさ、蘭
私と付き合ってから寂しそう」
『うん、正解』
そして私のおでこに優しくキスを落とせば蘭は椅子に座った。何でだろう頭がズキズキと痛む。
『好きすぎて不安なんだよ』
ああ、蘭。これ以上は何も言わないで。
『オマエがどっかいなくなりそう』
もう蘭なしでは嫌になるから。
蘭と外に出掛けると俺のモンの言わんばかりにずっと腕を組ませるし、私のことを見る男がいればその人を睨むし。私に声を掛ける人がいたら最初はフレンドリーに行って人気のないところに連れて行けば殺した。
だから声を掛けてくる人に辞めた方がいいと忠告をすればそれはそれで逆に蘭に余計なことをすんなと言われる。
私の携帯の連絡先に男は家族以外1人もいないし。追加が来たとしてもすぐ消されるし。
着たい服だって着れなかった。ましてや恋愛ゲームも禁止だったし。
女友達と遊びに行くのも駄目だった。
それでも、それでも。
蘭のことが大好きだった。
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miu.(プロフ) - 蘭さん» 返信遅くなってすみません。蘭さんの満足いく話をかけず申し訳ございませんでした。コメントありがとうございます。 (2023年5月2日 2時) (
レス) id: ffccca77a9 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - ごめんなさい 低評価押しました 読んで気持ち悪くてなって最後まで読めませんでした 他の小説みたいに匂わせにして欲しかったなとすみません (2023年2月19日 21時) (レス) @page25 id: 23ae4b5207 (このIDを非表示/違反報告)
miu.(プロフ) - 灰谷蘭に愛されたいさん» 灰谷蘭に愛されたいさんコメント有難う御座います🤍そう言って頂けてすごく嬉しいです。ここまで読んでくださり有難う御座いました🤍 (2022年3月11日 11時) (レス) id: ffccca77a9 (このIDを非表示/違反報告)
灰谷蘭に愛されたい - 大好きな小説です。 (2022年3月10日 23時) (レス) @page31 id: 2f9ff98037 (このIDを非表示/違反報告)
miu.(プロフ) - ゆさん» ゆさんコメント有難う御座います🤍来世では幸せになれるようおまじないかけといたんで安心してください！ここまで読んでいただき有難う御座いました🤍 (2022年2月25日 22時) (レス) id: ffccca77a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miu. | 作成日時：2022年1月19日 17時
