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「やっ、……」
お互いの息遣いとベッドのシーツが擦れる音の中にけたたましく着信音が鳴った。
『はぁー……ッチ、』
深いため息をついた後に小さく舌打ちをした。ピリッと空気が変わって思わず息を呑む。
『……なに
まだいるよ。りょーかい』
気だるそうに電話で受け答えをする春千夜くん。……良かった、助かった。
『灰谷蘭もーすぐ着くってよ。…ッチ、だりー。いいとこだったのにナァ』
少しはだけた服を直してベッドから立ち上がって服の皺を伸ばす。髪の毛もきちんと綺麗にしてから春千夜くんの後ろに立った。
春千夜くんに着いて行って先ほどのソファーに座って蘭を待つ。この綺麗なアジトに似合わないアナログの時計の針がチクタクと聞こえる。
気まずい。春千夜くんは何も喋らずにどこかイラついているように見える。
「あのー、さっきのこと」
『……ア？』
「内緒にしてくれない？」
面倒臭そうに後頭部を荒く搔く春千夜くん。
私の目を睨みつけるように。
『バレても俺が灰谷蘭をスクラップするだけ』
「スクラップ……」
そう言えば付き合いたての時、蘭が気に食わないことがあればすぐスクラップだろ！と言いながら処理する人がいると楽しそうに話していた。…この人だったんだ。
ガチャリとドアの開く音がすると部屋に光が入る。
『あーありがと』
ヒラヒラと手を振って透き通った目で私を見つめるなり隣にドサっと座って私の肩に手を回す。
『薬中に変なコトされなかった？』
誰が薬中だ！と怒鳴り声が聞こえるけど蘭は面白そうに笑った。
蘭のスーツのシャツには血が付いていた。
「血……」
『あぁ、これ？大丈夫大丈夫
死んだヤツの血だから気にすんな』
初めてアジトに来たもんだから仕事をしている蘭を見るのも初めてだった。やっぱり蘭は強いんだ。
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miu.(プロフ) - 蘭さん» 返信遅くなってすみません。蘭さんの満足いく話をかけず申し訳ございませんでした。コメントありがとうございます。 (2023年5月2日 2時) (
レス) id: ffccca77a9 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - ごめんなさい 低評価押しました 読んで気持ち悪くてなって最後まで読めませんでした 他の小説みたいに匂わせにして欲しかったなとすみません (2023年2月19日 21時) (レス) @page25 id: 23ae4b5207 (このIDを非表示/違反報告)
miu.(プロフ) - 灰谷蘭に愛されたいさん» 灰谷蘭に愛されたいさんコメント有難う御座います🤍そう言って頂けてすごく嬉しいです。ここまで読んでくださり有難う御座いました🤍 (2022年3月11日 11時) (レス) id: ffccca77a9 (このIDを非表示/違反報告)
灰谷蘭に愛されたい - 大好きな小説です。 (2022年3月10日 23時) (レス) @page31 id: 2f9ff98037 (このIDを非表示/違反報告)
miu.(プロフ) - ゆさん» ゆさんコメント有難う御座います🤍来世では幸せになれるようおまじないかけといたんで安心してください！ここまで読んでいただき有難う御座いました🤍 (2022年2月25日 22時) (レス) id: ffccca77a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：miu. | 作成日時：2022年1月19日 17時
