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牛沢さん達と合流した後、私は今更後夜祭に参加するのも、ということで4人と居ることにした。
「ほんとによかったの？高校生活最後の文化祭だったのに」
ガッチさんは隣に来て、少しだけ眉を下げながらそう言った。
「いいんです。日中は楽しかったですし。それに＿＿」
「それに？」
「今は、キヨくんと居たいんです」
この先何があったとしても、私がキヨくんに想うこの気持ちに嘘偽りなんて無い。止める気だって、無い。
「レトルトにあれだけ言われたのに。意外と強いんだね」
「あれだけって……聞いてたんですか？」
「たまたまだよ。でも俺はいいと思うよ」
いつも通りな穏やかな笑顔と打って変わって、真剣な表情に切り替えた後ガッチさんは再び口を開いた。
「俺ら4人は結構長い付き合いだけどその中でもキヨとレトルトは特に長いんだよ。だからレトルトはキヨを想って君に強く当たっちゃうんだと思う。レトルトも君が悪い子じゃないってことは分かってるだろうけど「A」
「そろそろ終わるけど教室戻んなくていいの？」
キヨくんにそう言われ、グラウンドに視線を移すと後夜祭は終わりに近づいていた。後夜祭の後に1度教室に戻って荷物をみんな取りに戻るはずだ。ガッチさんの話の続きが気になるところだが仕方ない。また聞けばいい。
｢じゃあ荷物取ってくるね｣
私は4人にそう言って教室に駆け足で戻った。後夜祭に参加しなかったせいか、友達に心配されたが適当な理由をつけて誤魔化しておいた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢あんまりベラベラ喋んないでくれる？｣
｢俺もレトさんに同意見｣
｢ごめんごめん。……でも、そんな顔で言われてもなあ｣
｢いつまで2人はそうやって過去に蓋したまんまでいんの？関係ないのに巻き込まれてる俺達からするともどかしいんだけど｣
｢……言わないよ。このまま｣
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蘭(プロフ) - 鮫島さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてとても嬉しいです。更新が遅くて申し訳ありませんが、続きを待っていただけると幸いです。 (2020年3月22日 3時) (
レス) id: fe69aa8e2d (このIDを非表示/違反報告)
鮫島(プロフ) - とても私好みの小説で面白いです…！更新頑張ってください！ (2020年3月19日 0時) (レス) id: f96bdb592e (このIDを非表示/違反報告)
蘭(プロフ) - 巡さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです。更新頑張ります。 (2020年1月7日 18時) (レス) id: c4a54b0710 (このIDを非表示/違反報告)
巡(プロフ) - ものすごく素敵なお話ですね…！応援してます！頑張ってください！ (2020年1月6日 21時) (レス) id: c8ea001036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭 | 作成日時：2020年1月4日 15時
